レンタカー店で、意外と多く発生しているのが未給油や油種間違いなどの給油トラブル。燃費のいい車種や、セルフ給油のガソリンスタンドが増えているため、注意が必要です。今回は筆者が勤めるレンタカー店で実際にあった給油トラブルを3つ紹介します。
文:ゆーたGVB(Team Gori)/写真:写真AC
自分勝手な理由で無給油のまま返却する利用者
レンタカーの返却時に最も多いトラブルが無給油返却。無給油で返却する人の言い分は「ガソリンスタンドに寄る時間がなかった」「ガソリンスタンドの場所がわからなかった」「ガソリンメーターが減っていないから」と、身勝手な理由ばかりです。
返却の際は、原則として満タンにして返すのがルール。店舗の立地や人員的な理由で、無給油での返却をお断りしている店舗や、距離計算の場合はかなり高額になる店舗などもあるため注意しましょう。
特に連休などの道が混みやすい日に、無給油での返却が多くなります。そういった日こそ、途中でガソリンスタンドに寄ることも考慮して、余裕を持って返却できるように行動するようお願いします。
同じ車種でも油種の異なるモデルが存在する
レンタカーでラインアップされている車種の中には、同じ車種でありながらレギュラーガソリンモデルとディーゼルモデルの2種類が存在するものがあります。乗用車ではマツダ2(デミオ)、商用車ではハイエースやキャラバンなどが該当します。
レギュラーガソリンとディーゼルの入れ間違えは、エンジントラブルの原因となります。最悪の場合は故障してまったく動かない状態となり、修理費用が全額利用者負担となってしまう可能性が高いです。
出発前や給油前には、借りているクルマの油種を必ず確認しましょう。多くの場合、給油口か給油口を開けるレバー付近に、油種が記載されているステッカーが貼ってあります。
ハイオクガソリン車の給油にも注意
レンタカーで取り扱っている車種のなかにはスポーツカーや高性能モデル、輸入車など、一部にハイオク車があります。この類の車種を選ぶ人は、クルマが好きな人やハイオクを承知の上で利用する方が多いですが、なかには店舗側の都合で急に車種が変更になり、不本意ながら利用する可能性もあります。
ディーゼルと異なり、油種を間違えたから即故障とはなりませんが、エンジン不調の原因となり、その状態が長く続くと故障する可能性があります。その場合の修理費用は保証プランの適用外となるため、全額が利用者の負担となります。
レンタカーは毎日さまざまな方が利用します。利用者全員が同じ条件で気持ちよくレンタカーを使用できるようにするためにも、返却時には適切な給油をお願いします。






コメント
コメントの使い方レンタカー屋最寄りのガソリンスタンドを使わず、1kmほど離れた自分の行きつけのスタンドで満タンで帰着したら怒られました。
ちなみに日産レンタカーです。
トヨタレンタカーは距離で計算した燃料代払えば良いって言われます。