発生させないためには、タイヤの「溝」のほか「空気圧」も重要
ハイドロを発生させないためには、普段からタイヤの状態を気にしておくことも重要です。冒頭でも触れたように、ハイドロは、タイヤの残り溝が十分にある場合でも発生しますが、残り溝が少ないほど、発生リスクは高まるため、やはりタイヤの溝の状況は常に把握しておきたいところ。
また、空気圧も重要です。ハイドロとタイヤ空気圧は一見関係ないように思えますが、空気圧が低下していると、タイヤのたわみが大きくなることでグリップ力が落ちる傾向にあるため、適正な空気圧を保つことは必要なのです。空気圧は高すぎても、設計通りにタイヤ接地面が確保できないため、グリップ力低下の原因となります。

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ハイドロまでにはいかなくても、雨天時は視界が悪く、スリップもしやすいです。首都高速道路株式会社によると、雨天時は晴天時に比べ、施設接触事故(側壁やガードレール等への衝突)が約6倍も多く発生しているとのこと。死傷事故も晴天時の約4倍発生しているそうです。
路面が濡れているときは、普段以上に慎重な運転を心がけ、万が一、タイヤが路面にグリップしていないのを感じたら、ステアリングを保持してタイヤのグリップが回復するまで、冷静に待つことが大切です。
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