ハイブリッドのコンパクトハッチバックならホンダ フィットe:HEVが断然オススメ説

ハイブリッドのコンパクトハッチバックならホンダ フィットe:HEVが断然オススメ説

 SUVを除き、いまや日本のクルマの主流といっても差し支えないハイブリッドのコンパクトハッチバック。ここではトヨタ アクア、日産 ノート、ホンダ フィットe:HEVの三車の中から、推奨度の高いクルマを片岡英明氏が選ぶ!!

※本稿は2025年8月のものです
文:片岡英明/写真:トヨタ、日産、ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2025年9月26日号
※諸元の「M」はモーター

【画像ギャラリー】激戦区は難しい!! コンパクトなハイブリッドハッチバック3台の中から選ぶオススメ車!!(16枚)画像ギャラリー

コンパクトハッチバック(ハイブリッド)の三択ベストは?

ホンダ フィットe:HEV(220万8800~292万9300円)全長3995×全幅1695×全高1540mm、1.5L、直4(106ps/13.3kgm)+M(123ps)
ホンダ フィットe:HEV(220万8800~292万9300円)全長3995×全幅1695×全高1540mm、1.5L、直4(106ps/13.3kgm)+M(123ps)

●三択ラインナップ
・トヨタ アクア
・日産 ノート
・ホンダ フィットe:HEV

 アクアはハイブリッド専用モデルだ。現行の2代目はヤリスに人気を持っていかれ、初代ほど販売台数は多くないが、トータル性能はすこぶる高い。

 1.5Lエンジン+モーターのHEVはドライバビリティに磨きをかけた。応答レスポンスは鋭いし、ワンペダル制御も慣れると便利だ。ライバルを突き放す優れた燃費も魅力に挙げられる。

 ノートはモデルチェンジによって大幅に魅力を増した。自慢のe-POWERは第2世代になっている。モーター走行の力強さはライバルを凌ぎ、ワンペダル制御も洗練された。また、静粛性に代表される快適性も向上している。4WDもコントロールできる領域が広く、安心感は絶大だ。

 フィットは独創的なセンタータンクレイアウトによる広いキャビンと使い勝手のいい荷室が最大のチャームポイントである。前席だけでなく後席も広くて快適だ。荷室もワゴン的に使うことができる。主役は2モーターHEVのe:HEVで、スポーティ感と燃費性能の妥協点が高い。

 燃費を重視するならアクアがベストな選択だ。気持ちいい加速フィールや街中での扱いやすさにこだわるならノートになる。キャビンの広さを優先するならフィットだろう。

 3車とも甲乙つけがたい実力の持ち主だ。頭ひとつ抜け出ているのはフィット。キャビンは広く、バリエーションも豊富に用意されていて選択肢が多いのも評価できる。

・トヨタ アクア 推奨度:8点
・日産 ノート 推奨度:8点
・ホンダ フィットe:HEV 推奨度:9点

★ベストチョイス……ホンダ フィットe:HEV

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