欲しいクルマにMTの設定がなかったり、「今時MT? ちゃんちゃらおかしい」などと考えてAT車に乗る人たちの中には、MT車が少し恋しくなっている人もいるかもしれない。そんな人に「癒やしのMT」、中古で探すトヨタ C-HRをご紹介!!
※本稿は2025年8月のものです
文:FK(元自動車雑誌編集者の自動車ジャーナリスト)/写真:トヨタ
初出:『ベストカー』2025年9月26日号
独自のiMTでシフトチェンジも不安なし
徹底的なデザインへのこだわりで話題となった2016年12月登場のトヨタ C-HR。発売1カ月後の受注台数は約4万8000台という好調な立ち上がりを見せた。
2023年7月には生産が終了したものの、“センシュアルスピードクロス”をキーワードにデザインされたスピード感のあるキャビン形状、彫刻的な面造形。
さらに、ダイヤモンドをモチーフとして強く絞り込んだボディと、大きく張り出したホイールフレアの対比といったC-HRならではのスタイリングは今見ても斬新だ。
MT車出戻り組にイチ押しなのは、2019年8月のマイナーチェンジの際にガソリン2WD車に採用された6MTモデル。
このモデルに新採用されたインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)は、変速・発進操作をアシストするコンピュータがドライバーのクラッチ&シフト操作に合わせて最適なエンジン回転数になるように制御。
そうすることで、不快なショックを感じさせないスムーズな変速操作をサポートしてくれるという、優れモノだ。
これなら、MT車から遠ざかっていた人も安心して運転できるのはもちろん、爽快な走りと操る楽しさを通じてクルマ本来の楽しさも充分に味わえるはずだ。

















コメント
コメントの使い方iMTが、ドライバーが上手にできるようになった時や、合理的でないがドライバー個人が気持ちいいと感じて操作している普段からの癖を読み取ってサポート具合を調整できるぐらいだといいね。
あるいはoffにできるとか。
このCH-RのMTを運転して、俺の運転マジイケてる!
なんて言ってるヤツがいるのかな?
MTの運転の楽しさは、初めギクシャクしていても次第にスムーズになっていき、そのうち気持ちよくスコッでもスパッでもシフトチェンジが決まったときに感じるもの。
最初からコンピュータ任せにしたいのなら、おとなしくパドルシフト付ATにしておいた方がいい。