さまざまなモデルに波及したハイウェイスター

ハイウェイスターが登場して30年あまり、その間にはセレナやエルグランドといったメジャーどころだけではなく、マイナー車にもラインナップされていた。
その筆頭が1998年に登場したプレーリーリバティだ。
その名の通りプレーリーの系譜を継いだ同車は2代目アベニールとシャシーを共有し、ミニバンで初めてハイパーCVTを搭載したり、リアにマルチリンクサスペンションを採用した意欲的なモデル。ハイウェイスターにはフルタイム4WDにターボエンジンを組み合わせた快速仕様もあったのだ。
上級ミニバンとして1998年に送り出されたプレサージュ、その兄弟車として1999年にデビューしたバサラもマイナーチェンジ時にハイウェイスターを追加。その後バサラは一世代で消滅したが、プレサージュは2代目に移行してもハイウェイスターをラインナップしていた。
ロールーフタイプミニバンのラフェスタもハイウェイスターを設定していた1台。初代は外装のドレスアップのほかにサスペンションチューンも実施し、走りも強化済み。
そして異色なのが2代目で、2011年にハイウェイスターのみモデルチェンジ。マツダ・プレマシーのOEM車となったが、フロントマスクのデザイン変更とともにリアドアに専用品を採用するなど、手の込んだ仕様変更を実施。ちなみに、標準グレードは「ラフェスタ ジョイ」として2012年まで継続販売されたのだ。
クラスを超えた存在感を放つ軽自動車たち

ハイウェイスターの波は軽自動車にも広がり、2009年に登場したスズキ・パレットのOEM車となるルークスがその第1弾。
エクステリアは歴代ハイウェイスターと同じくエアロパーツでドレスアップされ、インテリアはセレナやエルグランドと同じような精悍な印象に仕立てられた。
2013年にはセミトールワゴンのデイズがデビューし、2014年にはルークスの2代目にあたるデイズルークスが登場。どちらも当初からハイウェイスターを設定し、大胆なメッキグリルを用いたマスクでクラスを超えた存在感を放ったのだ。
その後デイズは2019年、デイズルークスは再びルークスとして2020年にモデルチェンジ。ハイウェイスターの存在は言わずもがなで、運転支援技術のプロパイロットが搭載されたこともトピックだった。
そして先日、新型ルークスが先行公開された。当然のごとくハイウェイスターをラインナップしてメイングレードに据えているが、従来のような押し出し感やスポーティさは影を潜め、親しみやすさや優しさを感じるルックスに様変わり。インテリアも精悍な印象とはかけ離れた、リビングのような心地良い空間に仕立てられている。
発売は秋頃を予定とのこと。今から楽しみでしかない。
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コメント
コメントの使い方今の国内日産・・・ネタはねえしホメるとこ無いもんね。