【ポイント4】空力性能を追求して車速による姿勢変化を抑える
プレリュードは空力にも注力する。
前後ゼロリフトまでは実現してはいないものの、フロント、リアともにリフト量を抑えるのはもちろんだが、前後それぞれのリフト量を同レベルになるように調整。前後リフトバランスを合わせることで、車速の増減によってハンドリングバランスに変化が生じないのだ。
フロントはアンダースポイラー後方に負圧を発生させることでリフトを低減。リアはテールゲート平坦部で正圧を発生させてリフトを低減している。
【ポイント5】“エンジン感”が、もの凄い!! 官能的パワートレーン
まずは基本に立ち返るが、プレリュードのパワートレーンは基本的にシビックと同じe:HEVだ。
つまり、直列4気筒1993cc直噴ガソリンエンジン(141ps、18.6kgm)で発電し、184ps、32.1kgmの電動モーターで駆動する。
高速巡航時などの低負荷時にはエンジンの駆動力で走行する場面もあるが、基本はモーター駆動のシリーズハイブリッドである。
ところが、プレリュードを運転すると、「あれ? エンジンで走っているんだっけ!?」と、百戦錬磨の自動車評論家たちが驚きの声を上げるのだ。
新たに設定された「S+shift」がキモで、加速に合わせてあたかもギアがシフトを刻むかのようにモーター動力が制御され、それにシンクロしてエンジン回転が上下する。さらに、このエンジン回転をタコメーターの針がリアルに上下して伝えるので、“エンジン感”がもの凄いのだ。
ドライブモードは「COMFORT」、「GT」、「SPORT」があり、各モードで「S+Shift」が選択可能。
●無限のスポーツマフラーに期待大!!
ホンダ純正アクセサリーの「ホンダアクセス」が充実しているのはもちろんだが、注目は「無限」だ。外装パーツに加え、スポーツエキゾーストシステムが準備されている。
e:HEVのプレリュードだが、エンジンサウンドも楽しんでほしいという、嬉しいメッセージだ。
【ポイント6】クーペでも実用性を忘れないパッケージング
グライダーが滑空するような高揚感を生み出す……。新型プレリュードの発想の起点だ。低くシャープなフロントノーズ、抑揚のある滑らかなボディラインは、まさにクーペスタイルの王道だ。
全高は1355mmと低く、2605mmに切り詰められたホイールベースなので、室内空間は当然割り切りが必要なのだが、後席はギリギリの空間ながら、大人が座ることが可能。でも、基本はやっぱり2人乗りだろう。後席を前倒させればゴルフバッグを2つ積むこともできるので、案外実用的。
前席はクーペらしく低いヒップポイントだが、インパネが低く直線的なので視界は良好。ワイドボディなのでキャビンの空間は狭さを感じさせない。
●新型プレリュードは買えるのか?
初期ロット2000台で販売店によっては受注制限も散見されるが、限定生産ではないため待てば買える。





コメント
コメントの使い方高くていいなら幾らでも良い車は作れる。NDの特別仕様車然り、これも価格設定が殿様。
だからせめて、自動車メディアが公平さを保つ為に絶対外してはいけないのは
「必ず同価格帯で比較する」こと。
数百万違うファミリー向けエコカーと比較した時点で、プレリュードを下げまくってる事に気付いて