電子マネーを利用した裏ワザ
クレジットカードやスマートフォン決済アプリを使用した際のポイントの有無は、そのツールのサービス内容に依存するが、電子マネーを利用することで間接的にそれらのツールを使用して、結果的にポイントを得ることもできる。
例えば楽天のサービスを利用する場合には、まずは「楽天カード」から「楽天キャッシュ」に必要額をチャージする。すると、そのチャージをした時点で通常0.5%の楽天ポイントが還元される。
つまり2万円のチャージなら100ポイントだ。そして「eLTAX」を利用して、楽天キャッシュで自動車税を支払うのだ。楽天の場合は楽天キャッシュへのチャージによるポイント還元キャンペーンを頻繁に行っているので、そのタイミングに合わせれば、さらに獲得ポイントを増やすこともできる。
また、セブン・イレブンやイトーヨーカドーなどの加盟店で使用できる「nanacoカード」を活用する手もある。
この場合、まずはセブン・イレブンの店舗レジ、セブン銀行ATM、nanacoチャージ機を利用して、クレジットカード「セブンカード・プラス」から「nanacoカード」にチャージする。
この時、チャージ200円につき1ポイントを獲得でき、チャージするだけで0.5%のポイント還元も受けられる。そしてチャージ済みの「nanacoカード」によって、セブン・イレブンの店舗レジで自動車税を直接支払う。
納税時期のキャンペーンをチェック
5月の自動車税の納付時期が近づくと、各社の決済サービスがキャンペーンを展開することが多い。
過去の例として「au PAYで支払えば抽選で1万名に1000ポイントが当たる」「ファミペイで最大2000円が抽選で当たる」などがある。
また、「ペイジー」においても「1000名に1万円が当たる」などのキャンペーンを展開した実績がある。
ペイジーとは、税金や公共料金の支払いができる電子決済サービスで、インターネットバンキング、モバイルバンキング(銀行アプリ)、ペイジー対応ATM(主要銀行、ゆうちょ銀行、コンビニATMなど)からの支払いが可能だ。
「ペイジー」へは前述した「eLTAX」のサイトからもアクセスできる。
番外編・車両の購入時期を調整する
ポイントを得る方法ではないが、自動車税を抑える方法として有効な手段がもうひとつある。それは車両の購入時期を考慮する方法だ。
自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点の車両の所有者に対して課税され、その後、翌年3月末までの税金が月割で課税されていく。
つまり、4月1日をやり過ごし、4月2日に新車を購入すれば、5月から翌年の3月までの11カ月分の課税で済み、結果的に1カ月分の自動車税が安くなる。ちなみに8月2日に購入すれば、9月1日からの税金を支払うことになる。
軽自動車の場合にはさらにお得感が増す。軽自動車に課税される軽自動車税種別割の場合は、月割ではなく年単位での課税となるため、4月2日に新車を購入すれば、その年度分の税金は納付する必要がなく、翌年度から納付することになるのだ。つまり、ほぼ1年分の税金が安くなる。
ただし、これらは新車の場合であり、中古車の場合は普通乗用車の自動車税(種別割)も軽自動車税種別割も、その年度の自動車税を日割で計算して清算するのが一般的だ。


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