なぜ長野は止まるのに東京は止まらない!? 信号のない横断歩道「一時停止率」の謎と決定的な”違い”

全国平均は8年間でおよそ3倍 東京も6年前はたった2.1%だった

 2016年に調査が始まった当初、全国平均の一時停止率はわずか7.6%でした。それが2024年には53.0%まで上昇しており、8年間でおよそ3倍に改善しています。東京都も2018年の2.1%から38.7%まで伸びており、「歩行者優先」の意識が少しずつ広がってきたことがわかります。

 東京や大阪(2024年の調査では40.4%)などの大都市では、(調査では、3~8台/分を目安とした交通量の箇所に統一されていますが)交通量が多いことから、「自分だけが止まっても歩行者は渡れない」「止まると後続車に迷惑をかける」「追突されそうで怖い」というドライバー心理が(一時停止率に)影響している可能性はあるかもしれません。

 JAFが2017年に実施したアンケート調査でも、信号機のない横断歩道で一時停止しない(できない)理由として、「自車が止まっても対向車が止まらず危ないから」が約45%を占めました。

交通量の多い大都市では、「自車が止まっても対向車が止まらない」や「止まると後続車に迷惑をかける」というドライバーの心理があるという(PHOTO:Adobe Stock_ Sergey Ryzhov)
交通量の多い大都市では、「自車が止まっても対向車が止まらない」や「止まると後続車に迷惑をかける」というドライバーの心理があるという(PHOTO:Adobe Stock_ Sergey Ryzhov)

「思いやり」「譲り合い」は交通を変えてくれる!!

 道路交通法第38条では「車両等は、(略)横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。」と定められており、歩行者がいる横断歩道で一時停止することは、ドライバーにとって法的に義務として課せられているもの。違反すると、違反点数2点、普通車の場合7000円の反則金が科されます。

 歩行者に「お先にどうぞ」をすることは、思いやり・譲り合いの表現でもあります。長野県のように「譲り合い」が文化として根づけば、街全体の意識も確実に変わっていくでしょう。

 横断歩道の手前では、歩行者がいないことが明らかな場合を除いては徐行をし、歩行者が渡ろうとしていたら、一時停止をして「お先にどうぞ」と道を譲りましょう。

横断歩道の手前では、歩行者がいないことが明らかな場合を除いては徐行をし、歩行者が渡ろうとしていたら、一時停止をして「お先にどうぞ」と道を譲ろう(PHOTO:Adobe Stock_Sergey Ryzhov)
横断歩道の手前では、歩行者がいないことが明らかな場合を除いては徐行をし、歩行者が渡ろうとしていたら、一時停止をして「お先にどうぞ」と道を譲ろう(PHOTO:Adobe Stock_Sergey Ryzhov)
【画像ギャラリー】なんでこんなに違うの…?信号のない横断歩道で「一時停止」しない県とする県の違い(7枚)画像ギャラリー

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