超個性派たちの競演!! 新世紀の東京モーターショーは奇天烈カーのオンパレード!!【2001~2009年編】

超個性派たちの競演!! 新世紀の東京モーターショーは奇天烈カーのオンパレード!!【2001~2009年編】

 東京モーターショーでは、記憶に残る多くのコンセプトカーが登場したが、長い歴史の中にはかなり「とんでもない」クルマも出現した。ここでは2001年から2009年に現れた「キテレツ車」をご紹介。新世紀の幕開けは粒揃いだ!!

※本稿は2025年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:日産、スズキ、トヨタ、スバル、マツダ、ホンダ、三菱、ダイハツ、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年11月10日号

【画像ギャラリー】キテレツ車が21世紀の到来を祝福してるナリよ!! 新世紀にふさわしい超センセーショナルなクルマたち(36枚)画像ギャラリー

ソフトな仕切りでハードに遊ぶ 日産 ネイルズ(2001年)

日産 ネイルズ(2001年)
日産 ネイルズ(2001年)

 ストリートで映える2シーターピックアップ。タイヤとホイールが一体になって見える機構を採用し、車内にも同様のステアリングホイールを備える。携帯電話によるオーナー認識機能も。

●奇天烈度:★★★★★

11,000prmの雄叫び スズキ GSX-R/4(2001年)

 2輪で培った技術を投入。レーシングマシンを彷彿とさせる見た目でアルミフレームを採用し、10000rpm以上を上回る1.3Lエンジンと6速シーケンシャルシフトを組み合わせた。

●奇天烈度:★★★★★

省エネの顔で加速は本気 トヨタ CS&S(2003年)

 1.5Lとモーターを組み合わせたTHS-IIを搭載することで、鋭い加速性能を実現させたハイブリッドスポーツ。エクステリアとインテリアは一体化している。

●奇天烈度:★★★★☆

路面のコンディションは選ばない スバル B9スクランブラー(2003年)

 ラフロードも難なく走れる2シーターオープンクロスオーバー。2L水平対向エンジンとシンメトリカルAWDに、新開発されたシリーズハイブリッドをプラス。

●奇天烈度:★★★☆☆

衝撃を与えた村上隆の感性 日産 PIVO(2005年)

 世界的ポップアーティストの村上 隆氏と共同開発。360度回転する革新的なキャビンが特徴で後進の手間がかからない。

●奇天烈度:★★★★★

ロングホイールベースの余白に宿る上質 マツダ 先駆(2005年)

 前後重量配分50:50のスマートな4シータースポーツクーペで、ロングホイールベースのよさを活かして快適な居住性を実現。エンジンは直噴ロータリー+ハイブリッドで構成された夢のパワーユニット。

●奇天烈度:★★★★☆

グミのようなやわらかボディ ホンダ PUYO(2007年)

ホンダ PUYO(2007年)
ホンダ PUYO(2007年)

 名前のとおり、ボディの感触はプヨプヨ。燃料電池技術を活用した超高効率なスモール骨格と、ヒトと環境に優しく親近感のあるデザインで、すべての人をホッコリさせる新モビリティの姿。

●奇天烈度:★★★★★

電気の力でコーナーを曲げろ 三菱 i-MiEV SPORT(2007年)

 モーター駆動による車両運動統合制御システムのS-AWCを導入することで、環境と運動性能を高レベルで両立。ソーラーパネルや走行風を利用した発電ファン、無線充電システムなどハイテク感も満載。

●奇天烈度:★★★☆☆

仕事の顔で遊びも本気 ダイハツ マッドマスターC(2007年)

 フレーム付きボディとハブリダクションシステムにより370mmという驚異的な最低地上高を実現。積み下ろしにも優れ多様なニーズに応えた軽トラルックのコンセプトカー。

●奇天烈度:★★★★☆

使い込むほど増える愛着 ダイハツ バスケット(2009年)

 家庭菜園を楽しむユーザーに向けて提案された4人乗り軽トラ。ルーフとリアのキャンバストップが脱着できる。

●奇天烈度:★★★☆☆

次ページは : 日本で見たかった……「マツダ 風籟」の悲しい結末

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