2002年1月に初代モデルが登場し、女性を中心に高い人気を獲得したラパン。現在は2015年6月に登場した3代目が現行型として販売中であり、すでに登場から10年以上が経過しているにもかかわらず、未だに高い人気をキープしている。
それだけでも十分驚きであるが、2022年6月の一部改良のタイミングで、新たに派生モデルとなる「ラパンLC」が追加され、現在は通常のラパンとラパンLCの二本立てで販売がされているのだ。そして後から追加となったラパンLCも堅調な販売を続けているというのだが、果たしてどこに理由があるのだろうか。
【画像ギャラリー】細部までこだわった改良が人気を維持している一つの理由なんだろうなぁ(6枚)画像ギャラリー文:小鮒 康一/画像:ベストカーWeb編集部
レトロさと上質さ、そしてかわいさを融合したラパンLC
ラパンLCのデザインについては”どこか懐かしさを感じるデザイン“とプレスリリースにあるように、フロントグリルやヘッドライトガーニッシュ、バックドアガーニッシュなどにメッキを多用したスタイルとなっていた。
これは車名のLCからピンとくる人もいるかもしれないが、1967年に登場したLC10型フロンテのデザインがモチーフとなっており、メッキのヘッドライトガーニッシュやグリルのデザインなどが共通したデザインとなっていたのである。
そしてインテリアも基本的な造形こそラパンと共通であるが、シート表皮をブラウンを基調としたレザー調&ファブリックとしたり、専用色の本革巻ステアリングを採用したりするなど、かわいらしさの中にも上質さが感じられる仕上がりとなっていた。
このかわいいけれど甘過ぎない仕様がより幅広い層のユーザーに受け、ラパンともどもLCも支持されるようになったと言えるのである。
さらに2025年7月の改良ではパワートレインがマイルドハイブリッドに置き換えられ、先進安全装備がデュアルセンサーブレーキサポートIIになるといったメカニズム的な進化はもちろん、フロントマスクを中心にデザインを変更し、レトロなメッキグリルを廃するといった改良を行っている。
この辺りは内外装のカラーの変更も含めてトレンドに合わせたものというから、そういう細かな心配りもユーザーに刺さるポイントなのだ。







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コメントの使い方ラパンLC、ターボ&5MTを出してくれないかな〜。