燃費や環境性能が重要視されている現代において、純粋に“速さ”を追求した国産車はじつに少ない。しかし、クルマ好きにとって“速さ”というワードには特別なロマンを感じるはず。今回は、そんなオトコらしい速さ自慢たちを紹介しよう。
文:木内一行/写真:スズキ、トヨタ、日産、ホンダ
【画像ギャラリー】時代錯誤と言われても速さは捨てがたい!!(12枚)画像ギャラリー「スカイライン史上最強の強心臓を搭載」 日産・スカイライン 400R

スカイラインといえば、言わずと知れたスポーツセダンの代表格。ところがV35以降、日本での人気の落ち込みは激しく、スポーツグレードでさえもあまり見向きもされないような状況が続いていた。
しかし、現行V37ではスポーツセダンの復権を目指すべく、本気度満点のグレードが登場。それが400Rだ。
2019年のマイナーチェンジ時に追加された400Rの見どころは、なんといってもグレード名の由来となったエンジン。3リッターV6ツインターボのVR30DDTTは、専用のターボ回転センサーを採用してタービンの性能を目一杯引き出しつつ、標準車よりも過給圧を大幅にアップ。
さらに、水冷式インタークーラーをツインで装備するなどし、スカイライン史上最強のスペックを手に入れたのだ。
具体的には、標準車の304ps/40.8kgf・mに対し、405ps/48.4kgf・mまで向上。数字だけ見れば、第二世代GT-Rよりもハイスペックなのである。
もちろん、100ps以上もパワーアップしているのだから、サスペンションやブレーキもアップデート済み。その速さは想像に難くないもので、往年のスカイラインファンも納得のスポーツセダンなのだ。
ちなみに、直近ではスカイラインの一部仕様変更を実施するとともに、特別仕様車「400Rリミテッド」を販売。足回りをチューニングしてワイドホイールなどを装着するなど、400Rの集大成的な存在となっている。
「FF最速の称号を手に入れたピュアスポーツ」 ホンダ・シビック タイプR

ホンダのレーシングテクノロジーが注ぎ込まれ、同社スポーツグレードの頂点に立つタイプR。これまでNSXやインテグラにも設定されていたが、今でもラインナップされているのはシビックだけだ。
シビックとしては11代目にあたり、タイプRとしてもすでに7モデル目となる現行タイプRは、初代のような「ザ・ライトウエイトスポーツ」的な雰囲気からは大きく逸れたが、究極のピュアスポーツ性能を目指したところは同じ。
それを実現するのが、よりパワフルになったエンジンと進化したシャシーだ。
エンジンは先々代から搭載されているK20Cだが、ターボチャージャーの刷新に加えて各部のアップデートや見直しにより、最高出力は330ps、最大トルクは42.8kgf・mまでアップ。同時に、レスポンスやドライバビリティも向上している。
前ストラット/後マルチリンクというサスペンションも先代と同じだが、デュアルアクシス・ストラットサスペンションやアダプティブ・ダンパー・システムといったメカニズムをさらに進化。新たに、265幅のタイヤとリバースリム構造のホイールも採用された。
こうしてピュアスポーツ性を高めたタイプRは、ニュルブルクリンクFF市販車最速を記録。その圧倒的な性能はクローズドコースでしか味わえないが、ストリートでも刺激的なことは間違いない。












コメント
コメントの使い方RAV4はネタ枠だろ
こんなにバリエーション豊かに選べるのは日本だけ!恵まれてます。