青切符制導入を前に自転車に注目が集まっている。誰でも手軽に利用できるため、無法走行をする自転車は決して少なくない。反則切符が導入されるほどの危険性はどこにあるのか? 特に危険な例を挙げ、その「危険の理由」を解説する。
※本稿は2025年10月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ベストカー編集部、AdobeStock ほか(トップ画像=mapo@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2025年11月10日号
自転車の危険な走行1:逆走(反則金:5000円)
逆走を見ない日はないというくらい自転車の逆走は日常茶飯事だ。
直進時も危ないが、見通しの悪いカーブなどでは、クルマ(対向車)から自転車が見えず、衝突の危険性が高まる。
また、クルマが左折する時に、前方左側から自転車が突然出現すると、ブレーキなどが間に合わないため重大な事故に発展する可能性が高くなる。
自転車の危険な走行2:イヤホン装着運転(反則金:5000円)
運転中は人間の五感のうち視覚(目)、聴覚(耳)を駆使してあらゆる情報を取得する。しかし、イヤホン装着により大事な聴覚が奪われること、また音楽などに夢中になって注意力が減退してしまい非常に危険。
自転車の危険な走行3:無灯火
夜間自転車を走行する場合は、灯火類の点灯が義務付けられている。これは、自らの視界確保はもちろんのこと、もっと重要なのが自身(自転車)の存在を歩行者、ほかの車両に認知させることにある。
無灯火による歩行者、他の車両との接触事故は多く、灯火することでその数は大きく減少する。
自転車の危険な走行4:並進
クルマや歩行者の通行スペースが狭まることで事故の可能性が高まるため危険。その一方で、自転車を運転している身にも危険が降りかかりやすくなる。
自転車の危険な走行5:二人乗り
自転車はいろいろな外乱的な要素に弱い。二人乗りをすると後ろ部分の挙動が乱れやすくなる。前に重い荷物などを載せた時はハンドル操作がシビアになり大変危険。








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