クルマはやっぱり「ガソリン×強心臓」!! 至高の走りを味わえる快走マシン4選

クルマはやっぱり「ガソリン×強心臓」!! 至高の走りを味わえる快走マシン4選

 HEV、PHEV、EVが幅をきかせ始めている今日この頃。でも、クルマの動力源はやっぱりエンジンでしょ! しかも、至高の走りが味わえるハイパワー&ビッグトルクだったら、もう言うことなし。ということで、ここでは4台の快速マシンを紹介したい。

文:FK/写真:スバル、日産、ホンダ、三菱自動車

【画像ギャラリー】「ガソリン×強心臓」が楽しい!!(12枚)画像ギャラリー

ホンダ・6代目シビック タイプR(最高出力:330ps、最大トルク:42.8kgf・m)

クルマ好きの本流はやっぱり「ガソリン×強心臓」!! 至高の走りを味わえる快走マシン4選
ロー&ワイドを強調した、圧倒的な速さと美しさを兼ね備えたデザインが抜群の存在感を発揮するシビック タイプR

 NSX-R、インテグラ タイプRに続くタイプRシリーズの第3弾として、1997年8月に登場したシビック タイプR。

 ホンダのレーシングスピリットを継承し、クルマを走らせる真の歓びをより多くの人に堪能してもらいたいという願いと情熱をもって登場したシビック タイプRはその後も進化を続け、2022年9月には6代目がデビュー。

 スポーツモデルの本質的価値である速さと、官能に響くドライビングプレジャーが両立する究極のピュアスポーツ性能を目指して開発された6代目。

 ホンダ独自のVTECターボエンジンをさらに磨き上げ、先代モデルのエンジンをベースにターボチャージャーの刷新などによって330psの最高出力と42.8kgf・mの最大トルクへと向上を果たした。

 6代目の特徴でもある大きい開口部をもつフロントグリルは冷却性能を向上するためのもので、これによりラジエターの有効開口面積は48%へと拡大。

 グリル開口部から取り込んだフレッシュエアをコアサイズとファン能力を向上させたラジエターに効率良く通し、ボンネットに設けたフードベントから排出するエアフロ―レイアウトによって排熱と空力性能も向上させている。

 また、6代目では足裏に吸いつくようなアクセルワークが可能なことも大きな特徴。

 エンジンECUの駆動力制御マップなどの緻密な設定により、アクセルペダル開度に対してエンジンレスポンスを向上させ、トルクも早期に立ち上がるようにコントロールすることでアクセル操作に対する駆動力応答性を全域で高められている。

 さらに、タイプR専用のデータロガー“Honda LogR”を搭載してクルマの機械的な運動情報などをリアルタイムに知ることができ、新たなドライビングプレジャーも提供。

 このように、運転に夢中になれる痛快なドライビングフィールの追求がなされた6代目。2025年1月には長年培ってきたレーシングスピリットを表現する特別なインテリアパッケージを採用した“RACING BLACK Package”が発売されている。

スバル・WRX STI(VAB型、最高出力:308ps、最大トルク:43.0kgf・m)

クルマ好きの本流はやっぱり「ガソリン×強心臓」!! 至高の走りを味わえる快走マシン4選
スバルの“走りのフラッグシップ”にふさわしいアグレッシブで洗練されたスタイリングによって、究極のAWDパフォーマンスカーとしての存在感を表現したWRX STI

 インプレッサWRXを起源とするWRX STIがデビューしたのは、2014年8月。

 WRXシリーズ共通の商品コンセプトである“Pure Power in Your Control”を高次元で具現化した、同シリーズのトップグレードモデルであったWRX STIはハイパワーをドライバーの意のままに操ることのできる、スバル最高峰のAWDスポーツパフォーマンスを実現するために車両各部の性能を極限まで高めた1台だった。

 モータースポーツにおいて、その性能と信頼性を磨き上げてきたエンジンはスバルのハイパフォーマンス車を象徴する2.0リッター水平対向ターボエンジンを搭載。緻密なエンジンチューニングによって、308psの最高出力と43.0kgf・mの最大トルクを発揮し、圧倒的なパフォーマンスを提供した。

 そんな水平対向エンジンに組み合わせられるトランスミッションには、ショートストロークシフトとあいまって操る楽しさを実現した強化6速MTを採用。

 従来型の6MTに対して節度感や吸い込み感を向上することで実現したスポーティなシフトフィーリングも好評を博した。

 また、水平対向ターボエンジンのハイパワーを余すことなく使い切るために、ボディとシンメトリカルAWDをベースとするシャシーの性能も徹底的に追求。

 例えば、ボディとサスペンション各部の剛性を高めつつサスペンションジオメトリーの最適化を図ることでステアリング操作への車両の反応を高めるとともに、コーナリングの限界性能を向上。

 ステアリングレスポンスをいっそう高めたWRX STI専用倒立式フロントストラットサスペンションも徹底的な走り込みによるチューニングで、フラットかつ快適な質感の高い乗り心地を両立。

 加えて、マルチモードVDCやアクティブトルクベクタリングの採用によって、意のままに操る楽しさも高められた。

 このように、ハイパフォーマンスの塊ともいえるWRX STIだけに現在の中古車市場では安くても200万円は下らない高値安定……というよりも、むしろ値上がり傾向にあるのが実情だ。

次ページは : 日産・6代目フェアレディZ(最高出力:336ps、最大トルク:37.2kgf・m)

PR:かんたん5分! 自動車保険を今すぐ見積もり ≫

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

JMS2025に出なかった大物たちの行方は?最新の注目車対決10番勝負『ベストカー12.26号発売!』

ベストカー12.26号 価格590円 (税込み)  あの「ジャパンモビリティショー2025…