過去には開催地間の移動が「コンチネンタル・サーカス」と呼ばれたほど長大な距離を移動するF1チーム。当然かなりの量のCO2を排出することになるが、メルセデスF1チームがBEVトラックでイギリスからオランダ間を走破したという!!
※本稿は2025年10月のものです
文:片岡英明/写真:メルセデス・ベンツ
初出:『ベストカー』2025年11月26日号
メルセデスF1チームがBEVトラックでチャレンジ!
F1世界選手権に参戦するメルセデスAMGペトロナスF1チームが、BEVトラックのeActros600を使用してイギリスからオランダ間を走破。距離にすると約673kmで、F1史上初の快挙です。
●片岡氏のコメント
メルセデスAMGペトロナスF1チームは、積極的に環境保全に取り組んでいる。2025年7月のイギリスグランプリでは3台のBEVトラックを持ち込み、そのパイロット運行を成功させた。そして8月にはメルセデスベンツのeActros600にF1の「W16」を積み、無充電チャレンジを敢行し、成功させたのだ。
急速充電にも対応する、このBEVトラックはイギリスのブラックリーからオランダのザントフォールトまで、673kmを走破し、次世代のホープになることを証明している。
ディーゼル車と比べて、ライフサイクルでCO2の排出量を最大80%削減できるというから、持続可能な輸送の実現が一歩近づいたね。







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