自転車と原付一種の間を埋める存在の特定小型原付。いまだ課題は多いが、普及は徐々に進みつつある。そんな中、電動アシスト自転車を手がけるパナソニックが、ついに特定小型原付に参入。ノウハウを活かした自転車タイプで登場だ!!
※本稿は2025年10月のものです
文:角田伸幸/写真:パナソニック
初出:『ベストカー』2025年11月26日号
特定小型原付に大手パナソニックが参入
さまざまな課題を残しつつも、電動キックボードや自転車型モビリティ、いわゆる特定小型原付が新しい移動手段として定着しつつある。その市場に巨人・パナソニックが参入した。
電動アシスト自転車で知られる同社は、初の特定小型原動機付自転車「MU(エムユー)」を2025年12月上旬に発売する。
MUは漕がずに走れる免許不要の電動モビリティで、自転車メーカーのノウハウを生かした設計が特徴だ。
着座式で安定感があり、20インチタイヤとU字フレームを採用。歩道モード(最高速度6km/h)と車道モード(最高速度20km/h)を切り替えられる。
さらに12度の坂も登れる加速度センサーや電動アシスト自転車共通の大容量バッテリーを備え、約40kmの走行が可能という。
品質面ではフレーム疲労試験やブレーキ性能試験など独自の基準を設け、安全性を徹底。製品保証やバッテリー保証に加え、「あんしんサービス」で購入後も手厚くサポートする。
長年培った技術と信頼性を武器に、パナソニックがクルマ以外の新しい“走る文化”を切り開こうとしている。








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