バッテリー端子の白や青い粉を軽視
バッテリーをチェックした時、端子に白や青い粉が付着しているのを見たことはないだろうか?
この白い粉の正体は主に漏れ出たバッテリー液(希硫酸)が気化してサビとなって結晶化したもので、硫酸鉛というもの。
また、青い粉もあり、こちらはバッテリーにつながる銅のケーブルが酸化してサビとなったもので緑青と呼ばれる。
ともにこれらが付着したバッテリーは交換時期を迎えていることを指し、長く放置するとクルマのオルタネーター(発電機)から充電できなくなったり、クルマに電力を供給できなくなってしまう。
付着する原因はバッテリーの寿命、バッテリーの端子とケーブルの緩み、バッテリー液過多、過充電など。
付着したまま放置すると、「蓄電能力低下で、ある日突然エンジンがかからない」「クルマからの充電時に水素ガスなどの爆発性のガスが発生して引火・爆発」など、危険な状態になりかねないことも知っておきたい。
白や青い粉以外にバッテリーが寿命を迎えているサインは、
・エンジンをかける際、スターターモーターのかかりが悪い
・パワーウィンドウの動作が遅い
・バッテリー液の減りが早い
・エンジンの回転数によってヘッドライトの明るさが異なる
・バッテリーを3年以上交換していない
・バッテリー本体が膨張する
・バッテリー上面にバッテリー液が漏れている
などで知ることができるため、これらの現象が見られたら白や青い粉が付着していなくとも「そろそろ交換だな……」と思ってほしい。
現代のクルマはコンピュータ搭載車ばかりで電装品も多く、昔のクルマよりはるかに電力を必要とする。「上がっても充電すれば問題ナシ!」と思っている人もいるかもしれないが、充電しても元の性能に戻ることはないのだ。
アイドリング充電で“治った気”になる
愛車のバッテリーが上がってしまった時、他車からブースターケーブルによる給電を受ければエンジン始動は多くの場合可能になる。
そして、クルマはエンジン稼働によってオルタネーターで発電するが、アイドリングでも充電は可能。
しかし、アイドリング充電は一定速度での走行充電の40%程度とも言われており、アイドリング充電中にエアコンやステレオなどの電装品を使うと負荷は増え、さらに充電量は少なくなる。
「十分アイドリングしたから大丈夫!」と思っても、アイドリングだけではバッテリーを十分に充電することは不可能であることを知っておきたい。
また、最近のクルマに搭載されるバッテリーは昔のものと構造が異なり、バッテリーのインジケーターやテスターで十分な電圧がある表示が出ていても、実は性能劣化が進んでいることは少なくない。
よって、前回のバッテリー交換から4〜5年経過しているようなバッテリーは確実に劣化が進んでいて、ある日突然クルマが動かなくなる可能性大と思っておきたい。
ちなみに、バッテリー上がり時にブースターケーブルの接続で他車から給電を受けると、盗難防止装置のアラームが鳴り響く車種もなかにはあるので、緊急時のジャンプスタートも実は要注意なのである。
【画像ギャラリー】バッテリーの寿命を延ばしたいならやっちゃいけないこととは?(7枚)画像ギャラリー








コメント
コメントの使い方