「踏み間違い」は高齢者だけじゃない!! 誤発進抑制の限界と今すぐ見直すべき運転習慣

今日からできる対策――姿勢と足の使い方を見直そう

 踏み間違い事故を起こさないために、まず見直したいのが運転姿勢です。姿勢が崩れれば、ペダル位置を誤認する可能性があることは、想像に難くないはずです。

 正しい運転姿勢は、まずブレーキを踏んだときに膝が伸び切らない位置にシートを調整します。踵が自然に床に接地し、足首を支点にペダル操作ができる状態が理想。踵を支点に足首の回転でペダルを操作すれば、足の可動範囲が限定され、横方向への大きなズレを防ぎやすくなります。逆に、足を完全に浮かせて横にスライドさせる動きは、ペダル位置の誤認につながりやすいとされています。また、発進時や駐車時などの極低速域では、右足のかかとを床につけたままブレーキペダル基準で足を構え、必要に応じてAT車のクリープ現象を活用すると、踏み替えミスを減らしやすくなります。

 そしてもちろん、運転に集中するというのも重要な対策です。慌てることがないように周囲の状況を把握し、不意な状況でも冷静に対応できるようにする。適切な履物を選び、滑りやすい靴底で運転しないこと。基本的なことですが、踏み間違い事故の構造を考えると、これらは理にかなった対策です。

 踏み間違いは、誰にでも起こり得るヒューマンエラーです。だからこそ装備の進化だけに頼らず、自分の操作を点検することが、事故を未然に防ぐもっとも確実な方法。正しい運転姿勢と適切な履物、そして運転に集中することで踏み間違いを防ぎましょう。

適切な履物で運転することは、踏み間違い事故を防ぐ第一歩(PHOTO:Adobe Stock_Mr.Stock)
適切な履物で運転することは、踏み間違い事故を防ぐ第一歩(PHOTO:Adobe Stock_Mr.Stock)
【画像ギャラリー】「踏み間違い」はなぜ起きる? 最新の誤発進抑制機能の限界と、全ドライバーが知るべき必須の安全対策(9枚)画像ギャラリー

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