2026年で、登場から60年を迎えるトヨタ カローラ。「国民の愛車」として親しまれるカローラだが、誕生から現在まで市場で独走していたわけではない。ここでは、カローラ躍進の原動力となったライバルたちの存在に注目してみよう。
※本稿は2026年2月のものです
文:ベストカー編集部、池ノ内みどり/写真:トヨタ、日産、ホンダ、三菱、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年3月10日号
広告でもバチバチ!? カローラとライバル車との販売&性能競争
「プラス100ccの余裕」。1966年に登場した初代カローラのキャッチフレーズだ。
当時の小型車は1000ccが主流。さらにほぼ同時期に開発が進められ、後に2000年代に至るまで9世代にわたり宿敵となった日産 サニーが1000ccという情報に対抗して、1100cエンジンを搭載して走行性能の余裕をアピールしたのだ。
一方、カローラよりも半年早くデビューした初代サニーは、パブリカを仮想ライバルとして「隣のクルマが小さく見えます」と広告でアピールした。
カローラとサニーは各世代ほぼ同時期にモデルチェンジを繰り返し、カローラがDOHCを搭載すれば、サニーはターボで高性能をアピール。1980年代後半になると、カローラはスポーツモデルのレビンにスーパーチャージャーエンジンを搭載してサニーターボを引き離す。
カローラシリーズのライバルはサニーだけではない。FF・2BOX・3ドアハッチバックのカローラFXのライバルはシビックだ。
特に1980年代前半から1990年代中盤にかけてはワンダーシビックSiやミラージュなどのホットハッチライバル競争が激化したことで、エンジン性能のみならず、シャシー性能も互いに負けまいとレベルアップしていった。
こうしたライバルとの切磋琢磨の結果、レビン/トレノなどに搭載された4A-Gエンジンは5バルブ化され、フロントサスにはスーパーストラットが採用され、それらがカローラシリーズを進化させていったのだ。
グローバルモデルと共用化された現代のカローラは、VW ゴルフとしのぎを削る存在となっている。
自動車王国ドイツでのカローラ評
カローラ、セリカ、コロナの3モデルを携えて遠く海を渡り、自動車王国ドイツへと新たな販路拡大に挑んだトヨタ自動車。1971年2月にドイツで正式に販売が開始された。その販売第一号はカローラ1211クーペだった。
庶民に寄添う価格帯を継続して守りながら、「壊れないクルマ」、「さすがは日本製」だと称される代名詞となったロングセラーモデルのカローラは、時代を超えて愛され続け、ドイツの街角やアウトバーンを駆け抜けている。
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