日本車メーカー6社のBEV&PHEV8台を一気乗り! 元開発者が一刀両断!! 同じコースを走って評価した「いい電動車ランキング」

速さでは選べない時代へ 電動車は「体験」で差がつく

8台の電動車に乗って何を感じたのか?
8台の電動車に乗って何を感じたのか?

 以前、高出力を強みとする電動車に試乗した際、メーカー担当者は、頭がヘッドレストに押し付けられるような加速を魅力として強調していた。しかし、その加速は日常で扱うには過剰で、筆者の感覚には馴染まなかった。

 今回の比較でも印象に残ったのは、そうした「わかりやすい性能」ではなく、アクセルを戻した瞬間から再び踏み込むまでの自然さだった。この部分に違和感があると、どれだけ高性能でもストレスとして残る。一方で、このつながりが滑らかなクルマは、日常の運転そのものが快適に感じられる。

 また、価格とのバランスも見逃せない要素だ。今回の試乗でも、単純な性能ではなく、体験としての完成度が高いモデルほど印象に残る結果となった。

まとめ:結局どれを選ぶべきか? 8台比較で見えた最適解

減速時の挙動や操作との一体感には明確な違いがあり、その差がそのまま完成度の差として表われた
減速時の挙動や操作との一体感には明確な違いがあり、その差がそのまま完成度の差として表われた

 電動車は「どれも同じ」ではない。加速性能では差が見えにくい一方で、減速時の挙動や操作との一体感には明確な違いがあり、その差がそのまま完成度の差として表われる。

 今回の比較試乗では、アウトランダーPHEVがもっとも完成度が高く、バランスに優れるクルマだと筆者は評価した。一方で、性能が高くても操作とのズレを感じるクルマは、日常のクルマとして評価することは難しかった。

 電動車も純ガソリンエンジン車同様に、自分の使い方や価値観に対して、そのクルマがどれだけ自然にフィットするかで選ぶフェーズに入ったようだ。

 日本のBEVとPHEVを合わせた普及率はたったの3.21%、世界平均の27.7%と比べると圧倒的に少ない。こうした実情を考えると、もっと電動車を広く周知する必要がある。そういった意味で、日本車メーカーが6社合同で電動車を集めた試乗会を開催した意義は非常に大きいと思う。

 惜しむらくはトヨタ(レクサスは参加したが)、スバル、ダイハツが不参加だったこと。もし、次があるならぜひ参加してほしいものだ。

【画像ギャラリー】BEV5台、PHEV3台の細かい写真をチェック!これを見れば欲しくなる?(21枚)画像ギャラリー

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