未来の移動手段として注目を集めるトヨタ「eパレット」。一見すると大柄で扱いにくそうだが、実際に運転してみると印象は一変する。最小回転半径6.5mに抑えた取り回しのよさと広いガラスエリアによる優れた視界、さらにヨーク型ステアリングの自然な操作性まで備え、想像以上に“運転が楽しい”一台だった!
※本稿は2026年2月のものです
文:ベストカーWeb 木村剛大、白井 魁/写真:森山良雄、トヨタ
初出:『ベストカー』2026年3月26日号
見た目からは想像できない軽快な取り回し
率直に言って、eパレットはかなり運転しやすい。全高こそ2.65mと大きいが、見た目に反してアルファードやランクル300に近いサイズで、最小回転半径も6.5mに収められている。試乗したのはカートコースとあって厳しいRの連続であったが、難なくこなせるのだ。
ガラスエリアが広いため、運転席からの視界も良好すぎるほど。加えてフロントガラス横の小さな窓もかなり効いていて、例えば乗客の乗せ降ろし時や車線変更などでも重宝するはず。死角になる部分もしっかり目視できる。
運転席に座ってみると、シフトや後席の様子を映し出すモニターなど、すべてが視線移動なしで操作できるよう集約。
個人的に最も感心したのは運転席に座って眩しさを感じない点。ガラスエリアは大きいが、フロントガラス上部は眩しくならないよう暗めのガラスとなっているうえ、デザインの統一感もお見事。
eパレットの特徴であるヨーク型ステアリングの操作感も感動レベルであった。このタイプのクルマを運転するのは初めてであったが、厳しいコーナーでも少しの舵をあてれば、クルマがスッと自然に入っていくイメージ。取り回しのよさも相まって見た目以上に運転が楽しいのだった。
移動手段としてだけでなく、移動販売など多くの使い方が想定されているが、想像以上に運転する楽しさも両立しているのはさすが。実際にお台場でお店としても運用中(取材時)なので、気になる方はぜひ体感を!
(TEXT/木村剛大)
使い方いろいろ……モビリティの未来が見えた!
●過疎地にもピッタリ! 移動式販売店
eパレットの室内空間を活用すれば店舗としての利用もご覧のとおり。棚や机をしっかり車内に収容できるのはもちろん、広い開口部のおかげで設営もラクラク。これなら移動型店舗としての利用も苦しくなさそう。
しかもシートなどを外して架装状態にするなんてこともできるとか。未来感あふれるeパレットだけど拡張性もかなりありそう。
●まさかの「推し活」に活路アリ!?
車内備え付けの特大50インチモニタを使って推し活もできる。たとえば推しがスポーツ選手なら、試合終了後にeパレットで移動しながら選手とモニターで交流なんてことも!
これならスポーツだけじゃなくアイドルのコンサートなどでイケそうだ。会場までの移動も推し活にあてて楽しい時間になる日がやってくる!?
●高齢化社会にピッタリ! 移動式病院
店舗や推し活だけでなく、医務室としても利用できるのがeパレットのスゴイところ。移動が難しい人のもとへeパレットがやってきて、モニターを通したオンライン診療ができてしまうのだ。
しかも車内で行ったエコー診断結果もオンタイムで医師に送信できる。ちなみに箱根駅伝で話題になった緊急対応車もこの仕様だそうだ。
(TEXT/白井 魁)
【画像ギャラリー】ハンドルどう使うの!? 実際に触ると納得!! eパレットのヨークステアと運転席レイアウトを一挙に(20枚)画像ギャラリー

























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