若返り待ったなし! あの頃が蘇る「青春再起動カー」4選

若返り待ったなし! あの頃が蘇る「青春再起動カー」4選

 若い頃に憧れていたクルマや乗っていたクルマ。今でもその気持ちは変わらないし機会があればもう一度手に入れたいけど、現実的に考えるとハードルが高い。それならば、当時を思い起こさせる現代のモデルを選んではどうだろう。あの頃の記憶が蘇り、きっと気分も若返るはずだ。

文:木内一行/写真:スバル、トヨタ、日産、ホンダ

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「世界で愛された名車がモチーフのオフローダー」 トヨタ・FJクルーザー

若返り待ったなし! あの頃が蘇る「青春再起動カー」4選
フロントマスクやルーフにかの40系を彷彿とさせるディテールを取り入れつつ、現代風にアレンジ。イエローやブルーなどのビビッドなボディカラーも受け継いだ

 1980年代に巻き起こったRVブーム。パジェロやハイラックスサーフなどが若者から支持されたが、その中心にいたのはランクルだった。

 ランクルといえばステーションワゴン系も人気だが、その原点となるのはヘビーデューティ系。とくに24年間も愛された40系は特別な存在で、若い頃の記憶を懐かしむ人も少なくないだろう。

 そんなクロカンヨンクのレジェンドをモチーフとしたのが、2010年に日本で発売されたFJクルーザーだ。

 そのスタイリングはまさに40系を彷彿させるもので、丸目のヘッドライトとオーバル形状のグリルを持つフロントマスクや直立したフロントウィンドウ、ホワイトルーフなどがそれ。その一方、2ドア風のフォルムながら観音開きのリアドアを採用し、新たな個性を打ち出している。

 また、FJを名乗るのであればヨンクとしての高い走行性能も実現しなくてはならない。パワートレインはゆとりのトルクを発揮する4リッターV6に5ATを組み合わせ、4WDシステムはトランスファーレバーを備えるパートタイム式を採用。システムとしては古典的だが、信頼性は抜群だ。

 後継車ではないが、FJ型(40系)をオマージュしたモデルということで同列と考えられるランクルFJが、本年中に日本でも発売される予定。しかし、正確な時期は不明だし、発売されても人気でなかなか手にすることはできないだろう。

 それなら、FJクルーザーでランクルの味を楽しみつつ昔を思い返すのもいいのではなかろうか。

「名を変えて復活した!?  往年のスポーツセダン」 日産・スカイライン

若返り待ったなし! あの頃が蘇る「青春再起動カー」4選
先代よりも全幅を50mm広げつつ全高を10mm低くし、正統派セダンながら躍動感や高揚感をアップ。2019年のマイナーチェンジで新たにVモーショングリルが採用された

 2027年で生誕70年を迎えるスカイライン。その長い歴史の中ではさまざまなモデルが登場し、多くの人に愛されてきた。それだけにアラフィフなら鉄仮面やR32GT-R、それ以上の世代ならハコスカやケンメリに憧れていたとか、当時乗っていたという人は多いだろう。

 そんな思い入れの強いスカイラインで、今でも往年のファンをアツくさせてくれるのが現行V37の400Rだ。

 2013年に登場したV37はダイナミックなデザインと高い質感を備えるとともに、「世界一速いハイブリッド」をうたうプレミアムなスポーツセダンに進化。デビュー3カ月後にはダイムラー製の2リッター直4ターボも搭載されたが、V37の魅力をさらに押し上げたのが400Rだった。

 2019年のマイナーチェンジで外装を刷新し、3リッターV6ツインターボエンジンを新たに搭載したV37だが、400Rはスカイライン史上最高の400psオーバーを達成。エンジン自体はGT系と同じだが、日産国内初採用のターボ回転センサーを搭載してタービンを使い切ることで405psという最高出力を手に入れたのである。

 加えて、クルマの挙動に素早く反応し、優れた操縦安定性と乗り心地を実現するインテリジェントダイナミックサスペンション(電子制御ショックアブソーバー)や、アルミ製対向ピストンのブレーキキャリパーも装備。見た目こそGT系との違いはわずかだが、走行性能を高めるためのアップデートが各所に施してあるのだ。

 羊の皮を被った狼とはまさにこのこと。名は違うものの、あの頃のワクワク感を思い出させてくれること間違いなし。

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