「一世を風靡した快速ワゴンの後継モデル」 スバル・レヴォーグ
1989年に登場したレガシィツーリングワゴン。従来のワゴン車にはなかったスタイリッシュなデザインやターボエンジンによる高い運動性能、そして折からのスキーブームやアウトドアブームの影響もあり、一躍ヒットモデルとなった。
そんな同車の血を脈々と受け継いだのがレヴォーグだ。2014年にニューカマーとしてデビューし、2020年に登場した現行モデルは2代目となる。
立体的なマスクやエッジの効いたシルエットなどダイナミックなデザインとなったボディは、初代よりも全長と全幅を拡大。ただし、国内で使い勝手のいいサイズに収められているのはさすが。 プラットフォームは新世代のスバルグローバルプラットフォームをベースにフルインナーフレーム構造を採用し、ボディ剛性をアップ。
合わせてサスペンションを一から見直し、質の高い走りを実現した。
エンジンも刷新され、デビュー時は全車1.8リッターターボのCB18だったが、翌年には2.4リッターターボのFA24も追加。駆動方式は1.8リッター車がアクティブトルクスプリットAWD、2.4リッター車はWRX S4と同じVTD-AWDとなる。
この水平対向エンジンとシンメトリカルAWDによる走行性能はまさにレガシィ譲りで、利便性や積載性の高さも同様だ。
後席の4:2:4分割可倒機構や大型サブトランクを駆使すれば、広くフラットな荷室としてさまざまな用途に合わせてアレンジすることが可能。若かりし頃のように、レジャーやアウトドアを目一杯楽しむことができるだろう。
「憧れのスーパーカーを想起させる軽スポーツ」 ホンダ・S660
幼少期に憧れたスーパーカー、そしてクルマ好きなら一度は乗ってみたいオープンカー。この2つの要素をあわせ持つ、なんとも贅沢なマイクロスポーツがS660だ。
「心が昂る本格スポーツカー」を追求して開発されたS660は、曲がる楽しさを最大限に体感できるよう高い旋回性能にこだわり、ミッドシップレイアウトを採用。レーシングカーやスーパーカーならまだしも、コストがかかるミッドシップを軽自動車で採用するのは異例のことである。
ドライバーの後方に収まるのは、Nシリーズで定評のある直3ターボエンジン。ただし、レスポンスを重視したターボチャージャーを採用し、リニアなパワー感による気持ちの良さや高回転まで回す喜びを実現した。組み合わされるミッションは、軽自動車初の6MTと7速パドルシフト付きCVTだ。
そして、走る楽しさをさらに高めるべくオープンボディを採用。とは言ってもフルオープンではなく、ルーフ部分をクルクルと畳んで着脱できるタルガトップとしたことで、気軽にオープンエアが楽しめるようになった。
2シーターオープンだと1台ですべてをこなすのはなかなか難しい。そうすると2台持ちになるのだが、登録車だと維持費がかさんでしまう。だけどS660なら維持費も安く、それでいて本格的な走りが楽しめる。
2022年に残念ながら生産終了となったが、子どもの頃の憧れや夢を現実のものにしてくれるのがS660なのである。
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