GRヤリス26式とGRカローラ25式後期の試乗会が行われた。同じような価格帯&パワーユニットを使う両モデルのため「どちらにしようか?」と迷う人もいるんじゃなかろうか。ところがハンドル握ると乗り味だけでなくキャラクターからしてまったく違う! なぜかといえば、開発ドライバーまで別のチームで開発しているからである。心の底じゃライバルだと思っている? 紹介したい。
文:国沢光宏/写真:森山良雄、TOYOTA GAZOO Racing
【画像ギャラリー】GRヤリスの激変したステアリングがこれ!(23枚)画像ギャラリーGRヤリスはステアリングが激変化!

早速GRヤリス26式のドライビングシートに座ってみたら「ハンドルが変わりましたね」。従来のハンドルはスポーティな走りをするとスイッチに触れちゃったりした。新しいステアリングはスイッチ類を競技車両みたいな形状とし、ハンドル径を5mm小さくしている。興味深いことに握った瞬間5mm小さい感じは解る。スイッチ類のデザインは大いに好ましいので、競技車両のよう赤や青、黄色などのアクセントも付けたら一段と盛り上がりそう。
走りの面ではミシュランからブリジストンへのタイヤ変更が大きい。おそらくミシュランだと騒音規制面で厳しかったんだと思う。もはや専用チューンしなければならないほど静粛性を追求しなければなりませんから。26式に乗ると、縦方向の硬さが違う。ブリヂストンは入力大きい感じ。好みとしちゃミシュランですね。ただサーキット走ったらブリヂストン優位かもしれない。25式まで採用していたミシュラン、サーキット走行すると熱ダレが大きかった。交換時に好みのブランドを履けばいいと思う。
また電動ステアリングは高負荷領域の制御が進化したということだったけれど、今回サーキット走行のプログラムはなかったので確認できなかった。いずれにしろGRヤリスは20式から着実に進化しており(私は20式ベースの車両で全日本ラリーに2度ほど出場しました)、当時弱点とされた電動パワステのオーバーヒートや冷却不足などすべて改良されている。
試乗会には新しいモリゾウエディションも用意されており限られた条件ながら走らせてみた。私の好みからすれば迷うことなくモリゾウエディションですね。高速域で効くというウイング類の効能こそ味わえなかったものの、しっかり動きながら車体の挙動を安定させているサスペンションの味付けが素晴らしい。台数限定なので買えた人はラッキーです。
GRカローラは「音」チューン!
続いてGRカローラ。25式後期で追加されたのは走行音のモディファイだ。エンジン車の魅力の一つに「音」があるものの、周囲の人からすれば迷惑なだけ。加えてタイヤの走行音さえ問題になるほど厳しい社外騒音規制も始まっている。実際、走っている25式後期GRカローラを見るとECOカーと思えるほど静か。そのまんまじゃハンドル握っている人は大いに物足りない。
ということで室内のスピーカーから疑似エンジン音を出しているのだけれど(トヨタの場合86から始めてます)、25式後期でバブリング音を加えた。バブリング音とはアクセルを戻した時の「バララ」という音。本来だと燃え残りのガソリンがエキゾースト後の熱で異常燃焼することで出る。アクセルオフで燃料カットする市販車だと基本的に出ない音だ。ちなみにターボのアンチラグ音と違う。
少し専門的になるものの、アンチラグはアクセル戻してもタービン回転数を落とさないためバイパスで燃料を吹く。音としてはアクセル戻してる間、ずっとバリバリ鳴る。私、ラリーカーのアンチラグ音が昇天するほど好きだったりします。25式後期に採用されているのは、アクセル戻した直後に2~3回軽くアフターファイアするイメージ。ターボなんだからアンチラグ的な音を希望しておきます。
























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