伸び悩みが「謎」すぎる!!  中身は傑作級なのに不発に終わったクルマ4選

「国産プレミアムコンパクトのパイオニア」 トヨタ・ブレイド

伸び悩みが謎すぎる!!  中身は傑作級なのに不発に終わったクルマ4選
ボディの大枠はオーリスと共通だが、L字型ヘッドライトを用いた彫りの深い造形のマスクにより押し出し感を表現。ブレイドマスターはメッシュグリルを採用する

 ハッチバックというと、どうしてもカジュアルな印象やコンパクトカーのイメージを持ってしまいがち。

 しかし2006年にデビューしたブレイドは、新たな市場を切り開くトヨタブランドの最上級ハッチバックとして送り込まれた1台だった。

 「洒落た大人の高級ハッチバック」をテーマに開発されたブレイドは、3カ月先にデビューしたオーリスがベース。

 しかし、前後のデザインを変更して上級感や格の高さを演出。インテリアもドアトリムからインパネまでスエード調表皮をあしらい、センタークラスターパネルなどにチタン調塗装を施して高級感を表現している。

 また、上級グレードのシートにはアルカンターラと本革のコンビ地が採用されたことも特徴のひとつだ。

 メカニズムにも手が加えられており、サスペンションはフロントこそストラットのままだがリアはオーリスの4WD車と同じダブルウィッシュボーンを採用。さらにエンジンも2.4リッター直4をメインに、後に3.5リッターV6も搭載された。

 特にこのV6エンジンを搭載した「ブレイドマスター」は、280ps/35.1kg-mというパワー&トルクを生かしてゆとりの走りを実現。これまでの国産ハッチバックにはないキャラで独自性をアピールしていた。

 ところが、ライバルとされたVW・ゴルフをはじめとする欧州勢とは勝負にならず、約5年半で生産終了となった。

 しかし、国産車のプレミアムコンパクト市場を開拓した先駆者として、再評価されてもいいのではないだろうか。

「スポーツカーの価値も併せ持つ走りのSUV」 マツダ・CX-7

伸び悩みが謎すぎる!!  中身は傑作級なのに不発に終わったクルマ4選
エクステリアは、マツダのスポーツカーが持つスムーズでスピード感に満ちたアスレティックなイメージと、SUVの力強さや実用性を兼ね備えたデザイン

 今ではSUVのトップブランドと言えるマツダのCXシリーズ。その急先鋒として送り出されたのがCX-7だ。

 2000年代に入り、SUVはスタイリッシュなクロスオーバーモデルが増加。そんななかでCX-7は、SUVとスポーツカー両方の価値を併せ持つ「スポーツクロスオーバーSUV」という新しい価値を目指した。

 それを体現したのが「デザイン」と「ダイナミックパフォーマンス」の2つ。

 エクステリアは、マツダのスポーツカーらしいスピード感やダイナミック感に加え、SUVの持つ力強さや実用性を表現。大きく寝かせたフロントウィンドウや後方に向けて跳ね上がるベルトライン、大きく張り出したフェンダーなどで独自の存在感を演出している。

 心臓部に迎えたのは238psを発揮する2.3リッター直4ターボ。同ユニットはマツダスピードアクセラやMPVにも搭載されるが、ターボチャージャーの特性を最適化して俊敏なレスポンスとフラットなトルク特性を実現。SUV離れした圧倒的な加速性能を達成したのである。

 カッコいいルックスだけでなく、力強いエンジンやスポーティなハンドリングなどでアピールしたが、北米市場に合わせた大きめのボディサイズや決して優れているとは言えない燃費などがウィークポイントとなり、国内では結果を残すことができなかった。

 とはいえ、マツダ車らしい運転の楽しさはクロスオーバーSUVでもトップレベルと言えるだろう。

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