軽スーパーハイトワゴンの人気を二分するダイハツ タントとスズキ スペーシア。室内空間の広さと使い勝手が売りの両車だが、実際の寸法や装備には違いがある。家族層を中心に購入を検討するユーザーに向け、室内寸法・燃費・価格の観点から優位性を検証する。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】スペーシアのオットマンか? それともタントのミラクルオープンドアか? 軽スーパーハイトワゴン両雄の快適機能と室内空間を写真で比べてみて!(24枚)画像ギャラリー室内寸法の比較 タントが室内長で上回るもスペーシアが室内高でリード
まずは室内寸法から見ていこう。タントの室内寸法は長さ2125mm、幅1305mm、高さ1370mm。対するスペーシアは長さ2170mm、幅1345mm、高さ1415mmとなっており、スペーシアが長さで45mm、幅で40mm、高さで45mm上回る。
この数値の差は、室内の開放感に直結する。特にスペーシアの室内高1415mmは、軽自動車の中でもトップクラスの数値で、大人が後席で背筋を伸ばして座れる余裕を生む。タントの1370mmも十分な高さだが、スペーシアはさらにその上を行く。
一方、タントは荷室フロア高580mmとスペーシアより低く設定されており、重い荷物の積み下ろし時の負担が少ない。
開口幅はタントが1007mm、開口高は1061mmと、大きな荷物の出し入れに対応する。スペーシアもスライドドアを採用し、開口部の使い勝手は悪くないが、タントのミラクルオープンドアは開口部の大きさでアドバンテージを持つ。
燃費と価格の比較 スペーシアのハイブリッドが燃費で優位、タントが価格でリード
燃費面では、スペーシアのハイブリッドシステムが強みを発揮する。スペーシアHYBRID GのWLTCモード燃費は2WDで25.1km/L、4WDで22.4km/Lと、タントのNAエンジン22.7km/L(4WDは21.4km/L)を上回る。タントのターボエンジンは19.6km/Lと、スペーシアカスタムのターボ21.9km/Lよりやや劣る。
価格面では、タントのLが148万5000円(税込)からスタートし、スペーシアのHYBRID Gが153万100円(税込)からとなる。タントのエントリーグレードはスペーシアよりわずかにリーズナブルだが、スペーシアはハイブリッドシステムを標準装備しており、長期的なランニングコストを考慮すれば差は縮まる。
装備面では、タントは全車に電動パーキングブレーキとオートブレーキホールドを標準装備する。スペーシアはHYBRID X以上で電動パーキングブレーキが標準となり(※カスタムは全車標準)、セーフティプラスパッケージでブレーキホールドやアダプティブクルーズコントロールが追加される。タントはスマートアシストも全車標準で、安全装備の充実度は価格帯を考慮すると高い。
結論として、室内空間と開放感を重視するならスペーシア、荷室の使い勝手とコストパフォーマンスを重視するならタントが適している。燃費を優先するならスペーシアのハイブリッド、装備の充実度と価格のバランスを取るならタントが有利だ。軽スーパーハイトワゴンの王者は用途によって変わるが、両車ともに高い完成度を持つと言えるだろう。
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