EVとして復活すれば、すべてが解決する
iQのパッケージングは、実はEV専用車として見たとき、ほぼ理想的な形をしている。EVであればエンジン由来の振動はゼロだ。販売不振の元凶だった3気筒の問題が丸ごと消える。さらにエンジンやトランスミッションが不要になることで、すでに極限まで最適化されたパッケージングをさらに磨き上げる余地も生まれるのだ。
コロナ禍以降、少人数での移動手段としてクルマへの関心は高まり続けている。運転に不慣れなドライバーでも扱いやすい小回り性能と、圧迫感のない小さなボディは、現代の都市生活にこそフィットするだろう。海外メーカーが手頃な価格のマイクロEVで市場を席巻しつつある今、トヨタがiQのDNAを受け継いだBEVを投入する意義は大きい。
2016年の販売終了から10年。技術の蓄積も市場環境も、iQ復活を後押しする条件が揃いつつある。時代が、ようやくiQに追いついてきたのかもしれない。
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