ソリオの最廉価グレード、ハイブリッドMGには、標準の左側電動スライドドアを外せる受注生産仕様がある。安くなるのは5万8300円だが、同時に両側のスライドドアクローザーも消えてしまう。便利装備をあえて捨てる価値はあるのか、価格と使い勝手から向いている人を探ってみよう。
文:ベストカーWeb編集部/写真:スズキ、ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】黒が入るとだいぶシマるなぁ!! ソリオの純正アクセサリー「MZ Cool-Style」かっこよすぎ!(7枚)画像ギャラリー5万8300円安い! ただし両側ドアクローザーもなくなる
通常のハイブリッドMGは、2WDが192万6100円、4WDが205万1500円。後席左側ワンアクションパワースライドドア非装着車を選ぶと5万8300円安くなり、2WDは186万7800円、4WDは199万3200円となる。2WDなら190万円を切る価格だ。
標準車の左側電動スライドドアには、スイッチによる自動解錠&自動開閉、予約ロック機能、挟み込み防止機構が備わる。右側ドアは手動だが、左右ともスライドドアクローザー付き。半ドア位置まで閉めれば、あとは自動で全閉してくれる。
非装着車では左側の電動開閉機能だけでなく、両側のスライドドアクローザーも省かれる。つまり後席ドアは左右とも完全な手動式となり、最後まで人の力で閉める必要がある。単純に「電動ドアを使わないから外そう」と考えると、クローザーまでなくなる点を見落としやすい。
ただし、1.2LマイルドハイブリッドやCVT、燃費、安全装備などは通常のハイブリッドMGと同じ。全車速追従機能付きACC、車線維持支援機能、前後の低速時ブレーキサポート、フルオートエアコンなども残る。走りや安全性を削った廉価仕様ではないのだ。
徹底して安く買うならアリ! 日常使いでは標準車が本命
非装着車が向くのは、普段は1~2人で乗り、後席ドアを開ける機会が少ない人だ。通勤や仕事を中心に使うユーザー、営業車や社用車として台数を揃えたい事業者にとっても、装備を絞って購入費を抑えられる点は魅力となる。
一方、子どもや高齢者を乗せる機会が多い家庭では、左側だけでも電動スライドドアがある恩恵は大きい。買い物袋や荷物で手がふさがった場面でも開閉しやすく、左右のクローザーがあれば半ドアの心配も減らせる。
5万8300円で左側電動スライドドアと両側クローザーが付くと考えれば、標準車の装備はむしろ割安だ。非装着車は「安ければ安いほどいい」という人には刺さるが、一般家庭なら標準仕様が本命。用途がはっきりした人にだけハマる、かなり潔い選択肢なのだ。
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