現行ハリアーにはガソリン、ハイブリッド、PHEVの3タイプがある。価格重視ならガソリン、総合力ならハイブリッド、満足度ならPHEV……と言いたいところだが、実際のベストは使い方で変わる。いま選ぶならどれが正解か?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】見た目は大差ナシ!! だったらお手頃ガソリンでもいいんじゃ!?!?(5枚)画像ギャラリー価格で選ぶならガソリン!! でも満足度ではハイブリッドが強い
ハリアーの入口となるのは、Gガソリン2WDの371万300円だ。上級SUVとしては手が届きやすく、ハリアーらしいスタイルと上質感を味わえるのが魅力。2.0Lガソリンエンジンは必要十分で、街乗り中心なら不満は少ない。WLTCモード燃費は14.8〜15.8km/L。価格を抑えてハリアーの世界に入りたいなら、ガソリンはかなり現実的な選択だ。
ただし、ハリアーというクルマのキャラを考えると、ハイブリッドの満足度はやはり高い。Gハイブリッド2WDは430万1000円で、ガソリンG 2WDとの差は約59万円。安くはないが、WLTCモード燃費は21.7〜22.7km/Lと大きく伸びる。加えて、発進時のなめらかさ、静かさ、低速域の上質感はハイブリッドが一枚上手だ。
ハリアーはスポーティにガンガン走るSUVというより、街なかや高速をゆったり気持ちよく流したいクルマだ。その意味では、エンジンの存在感が控えめで、モーターの力をうまく使えるハイブリッドとの相性がいい。価格差を燃費だけで回収しようと考えると悩ましいが、日々の気持ちよさまで含めると、ハイブリッドの価値はかなり濃い。
PHEVは高い!! だが“最高のハリアー”が欲しいなら別格だ
PHEVはさらに特別な存在だ。価格はG PHEVが547万300円、Z PHEVが626万100円。ハイブリッドG 2WDと比べても100万円以上高く、気軽に選べる仕様ではない。しかもPHEVはE-Fourのみ。価格重視で選ぶなら、真っ先に候補から外れる人も多いはずだ。
だが、満足度で見るとPHEVはかなり強烈だ。WLTCモード燃費は20.5km/Lで、プラグインレンジは93km。自宅や職場で充電できる環境があれば、日常の買い物や通勤はほぼEV感覚でこなせる。ハリアーの静かなキャラクターと電動走行の相性は抜群で、上級SUVらしさをもっとも濃く味わえるのはPHEVだ。
一方で、充電環境がない人にとってPHEVは宝の持ち腐れになりやすい。高い車両価格を考えると、「なんとなく最上級だから」で選ぶのは危険。自宅充電ができ、短距離移動が多く、なおかつ週末は遠出もする。そんな使い方ならPHEVは最高にハマる。
結論として、価格優先ならガソリンG。買った後の満足度と燃費、静かさのバランスを考えるならハイブリッドGまたはZが本命だ。そして予算と充電環境が許すならPHEVは“全部盛りのハリアー”。多くの人にとっての正解はハイブリッドだが、条件が合う人にとっての憧れ枠はPHEV。現行ハリアーをいま狙うなら、まずはハイブリッドを軸に考えるのがいちばん幸せに近い。
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