梅雨時のカーエアコンの正しい使い方から、ジメジメを解消するポイント、さらに梅雨の晴れ間や梅雨明けに実施したいボディ&車内メンテナンスまでを解説していきたい。
文:ベストカーWeb編集部/写真」Adobe Stock(トビラ写真:Kamonwan@Adobe Stock)
梅雨時の正しいカーエアコンの使い方
梅雨になると車内のジメジメ感が一気に増す。フロントガラスやサイドガラスが曇りやすくなり、不快なニオイも気になる季節だ。そんな時に活躍するのがカーエアコンである。しかし意外にも正しい使い方を知らないドライバーは少なくない。
雨の日にガラスが曇った場合、多くの人は風量だけを強くするが、それだけでは十分な効果は得られない。まず使うべきなのはA/Cスイッチだ。A/Cはエアコンコンプレッサーを作動させ、空気中の水分を除去する除湿機能を担っている。
梅雨時は外気の湿度が高いため、車内循環だけでは湿気がこもりやすい。曇りが発生した際はA/Cをオンにし、デフロスターを作動させるのが最も効果的である。
また、短距離走行ばかりを繰り返しているとエバポレーター周辺に湿気が残りやすくなり、カビや雑菌の温床となる。これがエアコンの嫌なニオイの原因だ。
目的地に到着する数分前からA/Cをオフにし、送風運転に切り替える方法も有効である。内部を乾燥させることでカビの発生を抑制できる。
さらにエアコンフィルターの汚れも要注意だ。花粉やホコリが蓄積すると風量低下や悪臭の原因となる。交換時期の目安は1年または1万km程度。梅雨入り前や夏本番前の交換がおすすめである。
温度設定は25℃が正解?

家庭用エアコンでもよく聞く「25℃設定」。クルマでも適正温度として語られることが多いが、実際には車内環境によって変わる。重要なのは温度そのものではなく湿度を下げることだ。
梅雨時は外気温がそれほど高くなくても湿度が80%を超える日が珍しくない。人間は湿度が高いと不快に感じやすく、体感温度も上昇する。
そのため車内ではオートエアコンを活用し、24〜26℃程度を目安に設定するのが快適である。温度を必要以上に下げるよりも、A/Cを作動させて湿度をコントロールしたほうが快適性は高い。
また、燃費を気にしてA/Cを切ってしまう人もいるが、雨の日の視界確保や快適性を考えればメリットのほうが大きい。とくに高速道路では窓ガラスの曇りが安全運転に直結するため、積極的に活用したい。
エアコンの効率を高めるためには、内気循環と外気導入の使い分けも重要です。内気循環は、車内の空気を再利用するため、冷房効率が高まり、燃費の向上につながる。
ただし、長時間の使用は酸素濃度の低下や窓の曇りの原因となるため、30分に1回程度は外気導入に切り替えて、空気の入れ替えを行うことをお薦めしたい。



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