やっぱり気になる電欠 充電インフラはどこまで進化した?
ただやはりBEVユーザーにとって電欠は怖いもの。電欠になってしまうと、ロードサービスに連絡しても、最寄りの充電スポットまでのレッカー搬送になるケースが多く、車重があるほか、BEVは構造上「引っ張って移動」が難しい車種もあるため、けん引ではなく積載車での搬送となるケースが多いそうです。
積載車での搬送となれば、手配に時間がかかったり、搬送できる距離に制約が出ることもあるなど、救援がより大掛かりになってしまいます。
ただ、充電環境は年々改善しており、EV充電スタンド情報共有サイト「GoGoEV」によると、2026年5月末時点の国内充電スタンド数は2万8515拠点。JAFも2025年12月までに全国47都道府県へのBEV充電車の導入を完了したそうで、バン型サービスカーやレッカー車に充電機材を搭載することで、現場での急速充電サービスに対応できるよう、実証実験を進めているといいます。
BEV自体も、航続距離が年々伸びているほか、ナビゲーションによる充電ルート案内機能など、電欠に対する対応を強化しています。

BEVもクルマであることに変わりなし 日頃の点検がトラブルを防ぐ
BEVを含むクルマ全体でみたときのJAFロードサービス救援要請理由のトップは、バッテリー上がり。2025年度は全体の43.17%でした。2位はタイヤのパンク・バースト・エアー不足で20.9%です。このデータからも、「BEVもガソリン車・ハイブリッド車と多いトラブルは同じであり、BEVはタイヤに負担がかかりやすいぶん、タイヤのトラブルが多い」ということがいえると思います。
エンジンがないことで、メンテナンスの手間が少ないイメージを持たれがちなBEVですが、クルマであることに変わりはなく、タイヤや補機用バッテリー、ワイパーなどの消耗品の点検は欠かせず、重量増加でタイヤ管理はさらに重要となっています。
電欠というBEV特有の不安は、技術の進化やインフラ整備によって少しずつ解消されつつあります。BEV時代も、クルマの本当の弱点は「ユーザーのクルマへの無関心からくるメンテナンス不足」です。BEVもガソリン車もハイブリッド車も、日常的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
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