2025年12月に6代目が登場したトヨタ RAV4。発売前から大変な人気で、正式発表前に注文が殺到。受注停止中の試乗レポートとなった。読んでいただき購買意欲をそそられても買えないのは心苦しいが、人気に違わぬ素晴らしさだった!!
※本稿は2026年6月のものです
文:国沢光宏/写真:奥隅圭之
初出:『ベストカー』2026年7月10日号
全性能まとめて進化!
最近、トヨタ車は正式発売前に作りきれないほどのオーダーを受けてしまうため、メディア向けの試乗会が遅れ気味。今回試乗レポートをお届けするRAV4 PHEVもおっとり刀の試乗レポートになります。
ちなみに直近の状況を紹介しておくと、基本的に受注停止中。ただ2026年内納車可能という地域もあるため、ネットの納期情報を丹念にチェックしてみることを、すすめておく。
ということで標準グレード『Z』(600万円)の試乗といきましょう。Dレンジをセレクトして走り出すと、ほぼ満充電状態のため当たり前ながら滑らか&静かな電気自動車である。
昔から極上のエンジンを「電気モーターの如し」と言ってきたとおり、モーターって素晴らしい。街なかだけでなく、高速道路もアクセルを深く踏まなければ151km(実際は7掛けくらい)は電気自動車の如し。
電気自動車モードにおける最高出力は160馬力程度。2Lガソリンエンジン車の全開走行くらいの動力性能を確保している。都内から首都高使って横浜までの間、普通に走っている限り電気自動車のままだった。
国産SUVなのに300馬力超え
ちなみにアクセル全開するとエンジンが自動的にかかり、回転数の上昇とともに329馬力という最大システム出力に向かう。5Lエンジンのような加速である。
この加速をいつ使うのかとも考えるけれど、やはり馬力はあったほうがいい。加えて5Lエンジンだと通常の燃費を犠牲にするが、PHEVなら燃費だっていい。
電気なくなると自動的にハイブリッドモードに切り替わる。その時の実燃費も18km/Lくらいまで伸びるから嬉しい。自宅に充電環境がなくたって、ハイパワーのハイブリッド車を買ったと思えばいいかもしれません。
PHEVということでパワーユニットの紹介を優先したが、このクルマのよさはシャシーにある。乗り心地ときたら素晴らしい! 試乗車のタイヤを見ると20インチ!
一般的に大径タイヤってハンドリングを追求するため乗り心地は悪くなる傾向。しかし最近のトヨタ車の場合、欧州車のようにどちらも高いレベルを実現できている。とっても上質かつ快適な乗り心地だったりする。
それでいて高い旋回Gを出すような運転をしたって、先代モデルのような腰砕けのコーナリング姿勢にならない。
【画像ギャラリー】GRスポーツがカッコいい!! 新型RAV4 PHEVの細部を写真で徹底紹介(20枚)画像ギャラリー世界で最もレベルの高いPHEV
標準グレードのZかGRスポーツかで迷う人もいるだろう。試乗してみたら確かにGRスポーツのほうがシャッキリしているものの、乗り心地のよさを少し落としてしまっている。ハンドリングと乗り心地のバランスなど考慮すれば、私なら標準グレードを選ぶだろう。
弱点はないのか? このクルマに関する限り、重箱の隅をつつくようなものばかり。
例えば横Gをかけながらコーナリングした時の突き上げ感が取り切れていないとか、電気自動車モードでアクセル全開した時の「エンジンかかってフル加速」まで若干のタイムラグあったりするといった程度。
おそらく現時点で世界で最もレベルの高いPHEVだと思う。買えないのが最大の弱点か。
最後に補助金関係を。PHEVは国から85万円の補助金が出るため実質515万円。そのほか、自動車税や重量税の優遇もあるため、実質的に490万円のハイブリッドと同等(東京都だと別途60万円の補助金)で買えてしまう。
前述のとおり自宅に充電環境がなければ素晴らしく燃費のいい高性能ハイブリッド車として乗れる。リセールバリューまで考えたらPHEVを選んでおくことを強くすすめておく。
【画像ギャラリー】GRスポーツがカッコいい!! 新型RAV4 PHEVの細部を写真で徹底紹介(20枚)画像ギャラリー























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