えっ絶対王者N-BOXまさかの陥落?? スーパーハイト軽ワゴン王座決定戦

■ホンダ N-BOX

 大人気のN-BOXは、車内の広さを重視するユーザーに最適だ。エンジンは補機類の配置も含めて縦長に造られ、前後長を短く抑えて室内長を最大限度まで広げた。

このカテゴリーの人気モデルとして君臨するN-BOX。次々に新型となって現われるライバルを引き離せるか? 価格帯141万1300~212万9600円

 しかも燃料タンクを前席の下に搭載するから、荷室の地上高はリアゲート開口部分で470mmと低い。

 自転車を積む時も、前輪を大きく持ち上げる必要がない。後席の座面を跳ね上げて、スライドドアから車内の中央に背の高い荷物を積むことも可能だ。

 N-BOXは後席の柔軟性が不足しており、車間距離を自動制御できるクルーズコントロールは、時速25km以下で解除される。それでも車内の広さとシートアレンジは軽自動車の1位だ。ノイズも小さいから快適に運転できる。

■スズキ スペーシア

 スペーシアは街中を快適かつ機敏に走れるよう開発された。峠道などのカーブを曲がる時は、ボディが大きめに傾く。下りカーブでは後輪の接地性が少し頼りないが、乗り心地は硬さを抑えて馴染みやすい。

パレットの後継車となるスズキのスーパーハイトモデル。現行型は2017年12月に登場した2代目。標準とカスタムモデル、ギアの3種類を設定。価格帯135万8500~194万3700円

 マイルドハイブリッドによって実用燃費が優れ、アイドリングストップ後の再始動音が小さいことも特徴だ。

 標準ボディはフロントマスクが柔和な印象で、SUV風のスペーシアギアは、外観を個性的に仕上げた。撥水加工を施したシート生地、水洗いが可能な荷室などアウトドアでも使いやすい。

 走行安定性を改善させ、車間距離を自動制御できるクルーズコントロールも装着すると、選ぶ価値はさらに高まる。

 ちなみに現在装着するクルーズコントロールには、車間距離を自動調節する機能がなく、慣れないユーザーが誤解して使うと危険が生じるので注意したい。

■最終採点結果
・タント…95点
・スペーシア…90点
・ルークス/eKスペース…87点
・N-BOX…80点

【画像ギャラリー】タント、eKスペース&ルークス、スペーシア、N-BOX! いずれ劣らぬスーパーハイト軽 その姿をギャラリーでチェック!!

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