2025年のジャパンモビリティショーで発表され、発売秒読みとなった日産 エルグランド。このプレミアムミニバンの元祖をさらに華やかな存在へと押し上げたのがオーテックジャパンだ。歴代エルグランドのオーテックモデルをご紹介する。
※本稿は2026年5月のものです
文、予想CG:ベストカー編集部/写真:日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年6月10日号
オーテックジャパンとエルグランド
1997年、初代エルグランドの登場はいい意味で事件だった。その「ミニバンの王者」にさらなる色気を加えたのが、オーテックジャパンだ。
彼らが最初に放った「ライダー」は、ドレスアップカーの域を超えていた。アメリカンカスタムの薫りを纏い、メッキグリルの輝きを「ワルの品格」へと昇華させたのだ。
その姿に、日本中のパパたちは熱狂。「ミニバンでここまで遊んでいいのか」という驚きは、やがて「自分たちの求めていた個性だ」という確信へと変わっていくのだった。
時代は移り、2代目へとバトンが託されると、その勢いは「圧倒的な主役感」へと加速する。
V6エンジンの咆哮に負けない存在感を放つライダーのクロームフェイス。内装に究極の贅を尽くしたVIP。そして、足回りやエンジンに手が加えられたハイパフォーマンススペックの存在。オーテックは、ミニバンを単なる移動手段から、所有する誇りそのものへと押し上げた。
3代目においては、その魂はより知的で洗練されたオーテックブランドへと結実する。低重心の走りに、熟成された「青の情熱」を宿す。それは、かつての尖ったカスタムが、大人の余裕という名の品格を手に入れた証でもあった。
常に時代の半歩先を走り、憧れをカタチにしてきたオーテックとエルグランドの関係。彼らが刻んだ歴史に、新たなページがいよいよ加わる。
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