日産「プリメーラ」がEVで復活!! いま振り返る“FFハンドリングの教科書”P10の衝撃

専門家も欧州も認めた「FFハンドリングの教科書」

 初代プリメーラの走りは、当時のモータージャーナリストや専門誌から絶賛され、後に「FFハンドリングの教科書」とまで称される存在となりました。ステアリングを切り込んだ際の自然な操舵フィールや、路面状況を正確に伝える接地感、そしてグリップ限界のつかみやすさなど、洗練されたハンドリングは、それまでのFFセダンの常識を書き換えたとまで評されています。

 欧州市場を強く意識し、アウトバーンでの高速巡航まで視野に入れた足回りは、日本では「硬すぎる」と感じるユーザーも少なくありませんでしたが、欧州仕様に近い走りを追求した姿勢そのものが、プリメーラらしさでもありました(サスペンションセッティングはその後見直されました)。

 欧州でも高く評価され、1990年にはドイツの「ゴールデン・ステアリングホイール賞」を受賞し、翌1991年には「デンマーク・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。「ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤー」でも2位に選ばれています。欧州市場で認められる一台を目指した開発陣の狙いが、実際の商品力として結実していたことを示しています。

欧州版P10プリメーラ。欧州の高速道路やワインディングで、そのハンドリングは高く評価された
欧州版P10プリメーラ。欧州の高速道路やワインディングで、そのハンドリングは高く評価された

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 欧州市場を見据えた開発思想と妥協のない足回りによって、「FFハンドリングの教科書」とよばれる存在となった初代プリメーラ。今回フィリピンで発表となった新型「プリメーラEV」にどこまでそのDNAが受け継がれているのかはわかりませんが、「プリメーラ」を名乗る以上、多くのファンが期待するのは、その名にふさわしい走りでしょう。

 新型プリメーラEVの日本導入は発表されていませんが、「プリメーラ」の名を受け継いだ一台として、その走りを一度体感してみたいものです。

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