2025年10月の大幅改良で、長年親しまれた1Lターボから新開発の1.2Lマイルドハイブリッドへと心臓部を刷新したスズキのクロスビー。発売から9ヶ月が経過した今、オーナーの間でその実燃費や走りの評価が固まってきた。かつてのターボファンをも唸らせる、新エンジンの驚くべき実力とリアルな燃費性能に迫る!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】HYBRID MZはパドルシフトまでついてるの!? クロスビーは小型車とは思えないほどの充実っぷり!(7枚)画像ギャラリースペックダウンの懸念を払拭! 新世代1.2Lマイルドハイブリッドがもたらした上質な走り
クロスビーといえば、従来モデルに搭載されていた1L 3気筒ターボエンジンと6速ATによるキビキビとした走りが大きな魅力だった。
しかし、2025年10月のマイナーチェンジで、最高出力82ps、最大トルク108Nmを発生する新開発のZ12E型 1.2L 3気筒マイルドハイブリッドエンジンへと移行した。トランスミッションもCVTに変更されたため、スペックだけを見れば最高出力99psを誇った旧型ターボからのパワーダウンは否めず、走りの楽しさが失われるのではないかと危惧する声もあった。
だが、発売から9ヶ月が経った今、ユーザーの評価はきわめて高い。実際に走らせてみると、モーターアシストが発進時から力強くサポートするため、踏み始めからすっと前に出る軽快さがある。
3気筒特有の振動や騒音も旧型より大幅に抑えられており、CVTとの協調制御によって静粛性とスムーズさは格段に向上した。ターボのような急激な加速感こそないが、街乗りから高速道路の合流までストレスなくこなす、大人の走りを手に入れたのだ。
驚異の燃費向上を実現! 普段使いでこそ輝くサイフに優しい実燃費の真実
1.2Lマイルドハイブリッド化の最大の恩恵は、何と言っても圧倒的な低燃費化だ。従来の1Lターボモデル(2WD車)のWLTCモード燃費は18.2km/Lだったが、新しい1.2Lマイルドハイブリッドモデル(2WD車)は22.8km/Lを達成している。
この数値はカタログスペックだけに留まらない。日常の買い物や通勤といったストップ&ゴーの多い街乗りでも、18km/L前後の実燃費をキープできるという声が多数上がっている。郊外のバイパスや高速道路を一定速度で巡航すれば、リッター20kmを軽く超えることも珍しくない。
マイルドハイブリッドの効率的なエネルギー回収と、最新の軽量プラットフォームの相乗効果が、2026年の今もしっかりと機能している。
さらに、この走りと燃費を両立しながら、エントリーグレードのハイブリッドMX(2WD車)が215万7100円、最上級のハイブリッドMZ(2WD車)が233万5300円という価格設定も魅力的だ。1Lターボ廃止を惜しむ声を完全にシャットアウトするほどの進化を遂げたクロスビー。経済的で走りも大満足なこのクルマは、今まさに手に入れる価値がある。
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