なんとヴェゼルはWR-Vの5倍売れてる!! 同じホンダのコンパクトSUVなのに2台はどこが違うのか?

ライバルを超える広さ!  最廉価WR-V Xグレードの隠れた実力

WR-Vの後部座席。ホンダの真骨頂M・M思想によってかなりの広さを誇る
WR-Vの後部座席。ホンダの真骨頂M・M思想によってかなりの広さを誇る

 それならWR-Vは、どのようなユーザーに人気が高いのか。この点も販売店に尋ねた。「WR-Vを購入するお客様は、年齢が比較的若い。上級の装備が不要だったり、価格の安さを重視するお客様の間でも人気を得ている」。

 WR-Vで最も安価なXは214万9400円だ。ヤリスクロスに直列3気筒1.5Lノーマルガソリンエンジンを搭載する最も安価なXの212万6300円と同程度になる。

 そこでWR-V Xとヤリスクロス Xの実用性を比べると、車内はWR-Vが広い。身長170cmの大人4名が乗車した時、後席に座る乗員の膝先空間は、WR-Vは握りコブシ2つ半でヤリスクロスは1つ半だ。5名乗車時の荷室容量も、WR-Vは458Lで、ヤリスクロスの371Lを上まわる。

ヤリスクロスの後部座席
ヤリスクロスの後部座席

 またWR-VのXと、上級グレードのZを比べると、乗り心地は安価なXが優れている。タイヤサイズは、Zが見栄えを重視した17インチになり、Xは空気の充填量が多い16インチを採用したからだ。シートの座り心地も同様で、Zの複数の素材を使ったコンビシートよりも、Xのファブリックのシート生地が柔軟に感じる。リラックスして使えるツール感覚のSUVを好むユーザーは、WR-V Xを検討する余地がある。

 ヴェゼルは販売が好調で、多くのユーザーが使っている以上、優れた商品と判断できる。だからといって、売れ行きがヴェゼルの20%以下に留まるWR-Vが、劣った商品とはいえない。WR-Vは、多くのユーザーが欲しがるクルマではないが、少数でもニーズが合うユーザーは確実に存在するからだ。売れていないからダメとはいえず、販売データを見る時の注意点もそこにある。

【画像ギャラリー】ヤリスクロスより広い後部座席がコレ! WR-Vの車中泊仕様ショットもあるぞ!!(14枚)画像ギャラリー

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