2026年6月登場の日産新型キックスには、最大1500W対応の100V AC電源がメーカーオプションで用意されている。アウトドアや災害時に頼れる装備だが、2WDでは荷室容量が476Lから400Lへ減ってしまう。便利なコンセントと76Lの荷室、優先すべきはどちらなのか!?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】数字よりも実際のサイズはそんなに変わらず!?(5枚)画像ギャラリー6万6000円で家電が使える! 災害時にも頼れる装備
100V AC電源はラゲッジに1口設置され、価格は6万6000円。X、X+、Gの2WDとe-4ORCEで選択できるが、X シンプルパッケージ系には設定されない。
出力は最大1500W。スマホやノートPCの充電はもちろん、電気ポットやドライヤーといった消費電力の大きな家電にも対応する。日産によると、1500Wで1時間連続使用することも可能。キャンプ場で電気調理器を使ったり、屋外で電動工具を動かしたりと、遊びにも仕事にも便利だ。
さらに見逃せないのが停電時。新型キックスはエンジンで発電するe-POWERだから、ガソリンがあれば非常用電源として活用できる。災害への備えと考えれば、6万6000円は決して高くない。
ただしメーカーオプションのため、車両注文後の追加装着はできない。「必要になったら後で付けよう」が通用しない点には注意したい。
荷室は約16%減! 日常で使わないなら非装着でもいい
問題は荷室容量だ。2WDの100V AC電源非装着車は、VDA方式で476Lを確保する。しかし装着車は400Lとなり、76Lも減少。割合にすれば約16%減だ。
400Lでも日常の買い物や旅行には十分使えるが、新型キックスが誇る大容量荷室を最大限に生かしたい人には悩ましい。ベビーカーや大型スーツケース、キャンプ用品などを頻繁に積むなら、販売店で実車の荷室を確認しておきたいところだ。
なお、e-4ORCEの荷室容量は100V AC電源の有無にかかわらず340Lと公表されている。すでにリアモーターなどの搭載で床下スペースが制限されるため、AC電源を選んでもカタログ上の容量はさらに減らない。
結論として、キャンプや車外で家電を使う人、停電への備えを重視する人なら、荷室76Lと引き換えにしても装着する価値あり。一方、街乗り中心でコンセントを使う場面が思い浮かばず、積載性を優先したいというなら非装着でいいだろう。
100V AC電源は「何となく便利そう」で選ぶには荷室への影響が大きい装備。実際に使う予定があるかを考え、6万6000円よりも“失う76L”を基準に判断したい。
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