家族のクルマとして人気を集めるミドルサイズミニバンだが、いまや売れ筋グレードは400万円に迫る価格帯。それだけにグレード選びで失敗はしたくない。そこでノア、セレナ、ステップワゴンの人気3車を、価格や装備、乗降性、居住性などから比較。それぞれの本当に買い得なグレードを探ってみた
※本稿は2026年6月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:トヨタ、日産、ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年7月10日号
トヨタ ノア
ミニバンの人気車で、姉妹車のヴォクシーも用意。ライバル車に比べると、各種の装備を充実させた。車両の接近を検知してスライドドアの作動を止める安全装備なども選べる。
以前は2Lの純ガソリンエンジンも用意したが、今は廃止され、直列4気筒1.8Lを使ったハイブリッドのみだ。
グレードは3種類あるなかでS-Gを推奨する。
安価なS-Xでは、後方の並走車両を検知できる安全装備などが装着されない。上級のS-Zには、上級シート表皮などが備わり、価格が400万円を超える。
その点でS-Gは、実用装備を充実させて価格上昇も抑えた。実用的なメーカーオプションも豊富だ。
●トヨタ ノア
・オススメグレード:S-G[1.8L直4+モーター]
・オススメグレードの価格:370万400円(FF)
・パワースライドドア:両側
・乗降性:★★★★★
・居住性&積載性:★★★★☆
・コスパ:★★★★☆
日産 セレナ
ミドルサイズミニバンの人気車種で、ライバル車のノアやステップワゴンよりも車内が広い。パワーユニットは、直列4気筒2Lのガソリンエンジンと、1.4Lハイブリッドのe-POWERだ。
ボディは5ナンバーサイズの標準タイプと、エアロパーツを備えた3ナンバー車のハイウェイスターを選べる。
推奨グレードはe-POWERハイウェイスターVだ。価格は2Lエンジンの同グレードよりも54万6700円高いが、動力性能は3Lエンジンに相当するほど高く、燃料代は30%以上節約できる。
標準ボディのXVパッケージに比べて19万1400円高いが、エアロパーツ仕様のため、数年後の売却額上昇が期待できる。
●日産 セレナ
・オススメグレード:e-POWERハイウェイスターV[1.4L直3+モーター]
・オススメグレードの価格:377万5200円(FF)
・パワースライドドア:両側
・乗降性:★★★☆☆
・居住性&積載性:★★★★★
・コスパ:★★★☆☆
ホンダ ステップワゴン
ライバル車よりも床が低く、低重心で安定性も優れている。乗降性もいい。3列目は床下に格納されて広い荷室になる。グレードは外観が穏やかな雰囲気のエアーとスポーティなスパーダに分けられ、直列4気筒1.5Lガソリンターボと、2Lをベースにしたハイブリッドのe:HEVがある。
推奨グレードは、現行ステップワゴンの特徴を表現したe:HEVエアーEXだ。e:HEVスパーダよりも6万500円安い。また1.5Lターボの同グレードに比べて、e:HEVエアーEXの価格は39万4900円高いが、購入時の税額が安く実質価格差は36万円だ。約8万kmを走ると燃料代の差額で取り戻せる。
●ホンダ ステップワゴン
・オススメグレード:e:HEVエアーEX[2L直4+モーター]
・オススメグレードの価格:393万8000円(FF)
・パワースライドドア:両側
・乗降性:★★★★★
・居住性&積載性:★★★★☆
・コスパ:★★★☆☆

















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