一部改良を受けたトヨタ bZ4Xや、元気なルックスで話題のホンダ Super-ONEなど、日本のBEVがやっと目立ってきている。しかし好調なのは一部の車種のみ。全体としては依然低迷中の日本のBEV、普及の壁をぶち破る手段はあるのか!?
※本稿は2026年6月のものです
文:井元康一郎/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
BEVの「普及の壁」を越えるには
日本でさっぱり売れないBEV(バッテリー式電気自動車)。ここにきてトヨタ「bZ4X」はじめ一部のモデルの売れゆき好調が伝えられ、ホンダ「スーパーONE」は1万1000台の初期受注を集めた。
しかし2026年5月の乗用車販売に占めるBEVの割合は3.5%どまり。それも最高130万円の政府補助金はじめ潤沢な支援策あってのことで、実情は厳しいままだ。
なぜ日本でBEVは普及の壁を越えられないのか。それは「コストパフォーマンスが低い」からだ。
BEVは特に長距離走行時において、利便性で普通のエンジン車に劣る。それでいて車両価格は高く、売却時の評価額は低い。これでは日本のマジョリティユーザーに響かないのも当然だ。
この状況は果たして今後変わるのか。カギを握るのはBEVの車両価格低減と、ガソリンや軽油など石油系燃料の値上がり。本当に“コスパ”がよくなればたちどころに受け入れられるようになるだろう。
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