空気圧だけでは不十分!! 傷・異物・残り溝も確認
パンクやバーストを防ぐために確認しておきたいのは空気圧だけではありません。タイヤの傷やひび割れ、膨らみ、異物、残り溝なども確認しておきたいところです。
まずは、タイヤ側面や路面と接するトレッド面に、傷やひび割れ、膨らみがないかを確認しましょう。とくに側面が局所的に膨らんでいる場合は、タイヤ内部のコードが損傷している可能性があります。危険な状態ですので、すぐにタイヤ販売店や整備工場に相談してください。
溝の中に釘やネジ、金属片などが刺さっていないかも確認してください。もし異物を見つけても、その場で抜くことは避けてください。抜いた途端に空気が急激に漏れることがあるため、タイヤ販売店などに相談して対処しましょう。
そしてもちろん、残り溝も重要です。乗用車用タイヤは、残り溝が1.6mmになるとスリップサインが現れ、使用限度に達しますが、溝が減るほど路面の水を排水する性能が低下するため、雨の日のグリップ性能が低下し、スリップしやすくなります。高速走行では、タイヤが路面から浮き上がりグリップを失う「ハイドロプレーニング現象」を招くおそれも。ブリヂストンは、安全上の観点から、雨の日の性能が著しく落ちる前の残り溝4mm以上での交換を推奨しています。
パンク・バーストを感じたら、徐々に速度を落とそう
走行中にタイヤがパンクすると、異音や振動が発生したり、ハンドルが左右に取られたように感じるほか、加速が鈍くなり、クルマが傾いたように感じる場合もあります。バーストでは大きな破裂音が発生し、車体が急に傾いたり、進行方向が乱れたりすることがあります。
これらを感じたら、まずはハンドルを両手でしっかり保持し、アクセルを緩めましょう。クルマの向きを保ちながら徐々に速度を落とし、ハザードランプを点灯させたあと、可能な範囲で路肩などへ寄せて停止します。
停止後は、車内にとどまらないことも重要です。とくに高速道路では、後続車へ知らせるため停止表示器材などを設置し、運転者と同乗者はガードレールの外側など安全な場所へ避難します。その後、非常電話や携帯電話から道路管理者、警察、JAFなどへ救援を依頼しましょう。
路上を歩き回ったり、路肩で修理作業を続けたりすることは、後続車にはねられる2次事故につながるため危険です。タイヤを直すことよりも、乗員が安全な場所へ避難することを優先してください。
真夏の高速道路を走る前にタイヤを見る時間をつくろう
タイヤのパンク・バーストは、空気圧不足による大きなたわみ、タイヤ内部の発熱、経年劣化、外傷や異物など、複数の要因が重なることで発生します。なかでも空気圧は、短時間で確認できるにもかかわらず、点検を忘れやすい項目です。
事前に指定空気圧を確認し、タイヤ全体の傷や摩耗も見ておけば、途中で異常に気づくよりもはるかに安全。この夏にクルマでの遠出を計画している人は少なくないと思いますが、家族や友人との旅行をタイヤトラブルで終わらせないためにも、高速道路へ向かう前に、一度タイヤの状態を確認するようにしてください。
【画像ギャラリー】夏の旅行を「台無し」にしないために!! 真夏の高速道路でタイヤがバーストする本当の原因(13枚)画像ギャラリー














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