プロのトラックドライバーはどうしている?
現役トラックドライバーや長距離ハイヤー運転手からは、「“じっと我慢”が一番。何度も変えるドライバーは結局後ろにいるよ」という声も聞かれる。また、高速道路の構造を知り尽くしたプロの視点では、以下のようなテクニックもある。
・渋滞の先頭がインター出口の場合→中央または右車線
・サグ部(下りから上りに変わる微妙な傾斜)が原因→速度維持に有利な右車線
・急ブレーキが多発する状況→車間距離をとれる左車線で安全優先
結論、どっちが早く流れるのか?
さて、結論。高速道路が渋滞中、どのように走れば早く、ストレスなく進めるのだろうか? もちろん、混雑状況によって変わるが、基本的には高速道路が渋滞している時ほど、追い越し車線の走行は避け、走行車線を走ったほうがよい。
なかでも片側3車線以上の高速道路の場合、一番左側の車線を走るのが最も効率的とされている。これは前述したとおり、一番右側にある追い越し車線を目指して車線変更を繰り返すクルマが増えるからである。
また渋滞中、追い越し車線、走行車線すべてが渋滞している場合、追い越し車線にいたクルマが走行車線と追い越し車線を左へ右へと行ったり来たりする走行はどうなのだろうか。
速度を一定に保ち、車間距離が安定すれば、渋滞緩和につながる。自然渋滞時に頻繁に車線変更した場合と、車線変更しない場合を比較しても、所要時間はほとんど変わらない。
車線変更を繰り返すクルマは、渋滞を悪化させる大きな要因でもある。車両の流れが乱れ、走行速度にむらが生じ、時には後続車が急ブレーキをかけざるを得ない状況につながる。
無理な車線変更は、あおり運転の被害者になる原因にもなりかねない。そのため、渋滞時はむやみな車線変更はしないほうがよい。
料金所を通過する場合、例えば4~5つのゲートがあるなら、両サイドのゲートを選んだほうが通過にかかる時間が短くなる傾向にある。ただし、料金所通過後に再び合流しなければならないケースもある。
また、渋滞中は適切な車間距離を保つことも重要である。渋滞中は割り込まれないよう車間距離を詰めがちになるドライバーもいるが、前走車との車間距離が短すぎると、トラブルや接触事故の原因となるばかりでなく、渋滞のさらなる悪化につながる可能性がある。
特に低速で動き続けるような渋滞では、クルマ1台分、4~5m程度の車間距離を保つことで、前走車のわずかな速度変化を車間距離が吸収し、その影響が後続車へ伝わりにくくなる。
ただし、車間距離を空けすぎるのもよくない。JAFによると、車間を空けすぎると、その後続車が車間を詰める傾向があり、新たな渋滞の原因になるという。全車速域対応のクルーズコントロールが搭載されているクルマであれば、車間距離を空けすぎない設定にしておきたい。
編集部まとめ:渋滞を避けるポイントとは
最後に、少しでも渋滞をラクに乗り切るためのテクニックを紹介する。
・SAやPAの出口付近は意外と空いている
トイレや休憩のために駐車場内が混雑していても、出口付近のスペースが空いていることがある。すぐに出発するなら奥まで進まず、出口近くを狙うとよい。
・ナビの「渋滞考慮ルート」を過信しすぎない
多くのクルマが同じルートに集中してしまうため、かえって混雑することもある。可能であれば高速を一時的に降り、並行する国道で迂回するのも有効である。
・一番混む時間を外す
下りは深夜・早朝、上りは夜間の移動が鉄則である。渋滞ピークの時間帯をずらすだけで、所要時間が1時間以上変わることも珍しくない。
・ガソリンは前日までに満タンに
渋滞中の給油は精神的にも体力的にも負担となる。前日までに燃料を満タンにしておくことをお薦めしたい。






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