N-ONE e:を土台にしながら、軽自動車の枠を飛び出して走りを磨いたスーパーワン。日常派のN-ONE e:とは、価格も航続距離も性格もかなり違う。しかも補助金まで含めると意外な逆転も!? 似て非なるホンダの小型EV兄弟を比べた。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】似てるようで結構違う!? N-ONE e:とスーパーワンの内外装を徹底比較!(15枚)画像ギャラリー幅100mmの差がキャラクターを変えた!!
スーパーワンのボディサイズは全長3580mm×全幅1575mm×全高1615mm。N-ONE e:は軽規格に収まる全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mmだから、スーパーワンは全幅だけで100mm広い。トレッドもN-ONE e:をベースに40mm拡大し、185/55R15タイヤを履く。狭い路地や駐車場ではN-ONE e:が扱いやすいが、コーナーや高速道路での安定感はスーパーワンの見せ場だ。
決定的な違いはBOOSTモード。通常47kW(64ps)の最高出力を70kW(95ps)まで引き上げ、仮想7段シフトとエンジンサウンドまで連動させる。静かで滑らかな移動を磨いたN-ONE e:に対し、スーパーワンはEVで遊ぶための1台というわけだ。
いっぽう一充電走行距離はN-ONE e:がWLTCモード295km、スーパーワンが274km。航続距離ではN-ONE e:が21km上回る。リアシートのダイブダウン/チップアップ、最大1500Wの外部給電、Honda SENSINGなど、暮らしを支える基本機能は両車とも充実している。
補助金を入れると価格がまさかの逆転!!
車両価格はスーパーワンが339万200円。N-ONE e:はGが269万9400円、Lが319万8800円で、素の価格なら軽EVが安い。ところが国のCEV補助金はスーパーワンが130万円、N-ONE e:が58万円だ。
補助金を全額受け取れれば、単純計算した受給後の参考額はスーパーワンが209万200円、N-ONE e:のGが211万9400円、Lが261万8800円。なんとスーパーワンは最廉価のGより2万9200円安くなる。しかも9インチGoogle搭載Honda CONNECTディスプレー、8スピーカーのBOSE、急速充電機能まで標準だ。現時点の補助金は、走り好きの背中を強烈に押してくる。
ただし、軽自動車税などの維持費、小回り、航続距離を重視するならN-ONE e:が堅実。刺激的な走りと充実装備、補助金込みの買い得感を優先するならスーパーワンだ。同じ電動兄弟でも、日々の道具と週末の遊び相手。選ぶ基準は実に明快だ。
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