トヨタのヤリス ハイブリッドと日産ノートe-POWERは、国産電動コンパクトの両雄だ。エンジンとモーターを効率よく使い分けるトヨタか、モーターだけで走る日産か。価格、燃費、広さ、走行感覚を比べると、同じ低燃費車でも目指した方向はかなり違う。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ノートとヤリスの室内を写真で徹底比較! 内装の上質さはノートが有利?(14枚)画像ギャラリー7万9200円安くて燃費36.0km/L! 数字ではヤリスが圧倒
最廉価グレード同士では、ヤリス ハイブリッドXが224万9500円、ノートXが232万8700円。ヤリスが7万9200円安い。WLTCモード燃費もヤリスの36.0km/Lに対し、ノートは28.4km/L。カタログ数値と購入価格で選ぶなら、ヤリスの強さは揺るがない。
ヤリスは全長3950mm×全幅1695mm×全高1495mm、ノートは全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mm。幅は同じだが、ヤリスは95mm短く、最小回転半径も4.8mとノートの4.9mをわずかに上回る。車重もヤリスが1050kg、ノートが1230kgで180kg軽い。狭い道での扱いやすさと軽快感はヤリスが一枚上手だ。
2026年型ヤリス ハイブリッドは電動パーキングブレーキとブレーキホールドを全車に採用。スマートエントリーも標準となり、安いXでも日常装備の弱点はかなり減った。
モーターだけで走る快感! 後席の広さもノートがリード
ヤリスは走行状況に応じてエンジンとモーターを効率よく働かせる。一方のe-POWERは、1.2Lエンジンを発電に使い、タイヤを最高出力116ps、最大トルク280Nmのモーターだけで駆動する仕組みだ。発進直後から力が立ち上がり、アクセル操作に対してスッと前へ出る感覚はノートが濃い。e-Pedal Stepによる滑らかな減速も、街なかで扱いやすい。
実用性でもノートは有利だ。ホイールベースはヤリスの2550mmに対して2580mm。全高も25mm高く、後席の足元や頭上に余裕がある。大人4人で乗る機会が多いなら、ノートのほうがコンパクトカーらしからぬくつろぎを得やすい。
結論は、燃費、価格、取り回しを最優先するならヤリス ハイブリッド。電気自動車のような加速感、後席の広さ、落ち着いた走りを重視するならノートe-POWERだ。家計に効く本命はヤリス、毎日の運転を電動感で満たす本命はノート。最後は“数値”と“感触”のどちらを優先するかで決まる。
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