乗り心地だけでなく、快適性全体への波及効果
バネ上制振制御がもたらす恩恵は、単純な乗り心地の向上だけにとどまらない。車体の揺れが早く収まることで、車内での上下方向のピッチング(前後の揺れ)やロール(左右の傾き)も抑制され、結果として車酔いのしやすさが軽減されるという効果も報告されている。長距離ドライブでの疲労軽減にも寄与する技術だ。
ハードウェアを変更することなく、ソフトウェアの制御だけで走行性能を底上げできるという点は、電動化がもたらした恩恵の中でも特に地味ながら実用的な進化のひとつだろう。試乗の際にはアクセルの反応や燃費だけでなく、こうした電子制御によってもたらされる乗り心地の違いにも、ぜひ注目してみてほしい。
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