SNSでのみなさんの声
今回の「黄色いセンターラインの約半数を白線へ変更する」という方針について、SNSやネット上ではさまざまな意見が出ている。
多いのが、「道路標示を塗り直すのではなく、法律や運用を見直したほうがいいのではないか」という声だ。
「自転車との安全な側方間隔を確保するために必要な場合だけ、対向車などの安全を確認したうえで黄色線を越えられるよう例外規定を作ればいい」という意見や、「全国の道路標示を変更するより法改正のほうが合理的なのでは」という指摘が見られる。
一方で、「そもそも危険だから黄色いセンターラインにしていたのでは?」という疑問も多い。
これまで対向車線へのはみ出しが危険として規制されていた道路を白線へ変更した場合、自転車を追い越すクルマと対向車との接触事故が増えるのではないかという心配だ。
また、「自転車追い越しの新ルールを施行する前に、黄色いセンターラインとの整合性を検討しておくべきだったのではないか」という意見もある。
確かに、今回の問題は単純に黄色を白へ塗ればすべて解決する話ではない。
自転車との接触事故を減らすためのルールが、結果として対向車との事故リスクを高めてしまっては意味がないからだ。
ただし一方で、交通規制は道路の形状や交通量、事故発生状況などを踏まえて設定されるものであり、昔から黄色だったから未来永劫黄色でなければならないというものでもない。現在の道路環境に対して規制が過剰になっている区間があるのなら、それを見直すことには意味がある。
重要なのは、「約半数を白線にする」という数字だけが独り歩きしないことだろう。
なぜその区間は黄色線である必要がなくなったのか。白線へ変更しても対向車との安全を確保できるのか。自転車を安全に追い抜くために必要な道路幅があるのか。それぞれの道路について、規制変更の理由をわかりやすく説明することが求められる。
自転車とクルマが同じ車道を使う以上、どちらか一方だけに我慢を求めても問題は解決しない。
ドライバーは自転車との間隔をできる限り確保し、十分な間隔が取れないなら速度を落とす。黄色いセンターラインなら無理に越えて追い抜かない。そして自転車側もできる限り道路の左側端を走り、信号や一時停止、左側通行といった基本的な交通ルールを守る。
そして行政側には、今回浮き彫りになった「自転車から離れれば黄色線を越えてしまう」という矛盾が生じない道路環境と、わかりやすい交通ルールを整えてもらいたい。
黄色を白に塗り直すことがゴールではない。クルマ、自転車、そして対向車のすべてが安全に走れる道路にすること。それこそが今回の見直しで最も大切なポイントではないだろうか。
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