ドアを開けたらそこは灼熱地獄!! 暑い車内 早く冷やすにはどうすればいいか!?

■熱気ムンムンになってしまった車内の温度を素早く快適にする方法

 過去にベストカー本誌でテストしたことがある方法と結果を紹介すると

[1]ドアをパタパタと開閉して熱気を逃がす
 2分間で54度だった車内が45度に。相当の効果はあるが、炎天下でこれを2分間やるのは結構な力仕事なのに加え、すぐに走り出せない、隣にクルマがいると出来ないという弱点もある。

2分と考えれば効果は結構あるのだが、炎天下での体力を使った作業はツラい

[2]窓を全開にして走行
 2分間で54度だった車内が48度に。労力を考えれば悪くない効果だ。

[3] 窓は閉めたままエアコンを全開
 2分間で54度から46度に。楽な割に効果は大きい。

 またJAFが行ったテストもあり、

[1]冷却スプレーを使う
 55度だった車内が3分で50度に。お金が掛かることも含めると微妙な効果だ。さらに夏場だけにスプレーの類いは爆発する恐れがあるので車内での保管は避けたく、スプレーをしてしばらくはタバコなどの火気も厳禁だ。

[2]外気循環にしてエアコン全開+窓全開で2分走行し、窓を閉めて内気循環でエアコンを稼働
 車内温度が55度の状態から実験をスタート。まずは窓を全開にし、 クルマのエアコン(オート)を外気導入にすると、2分後に28度まで低下。その後、温度設定をLo(最低)にして走行。2分後に窓を閉め、エアコンを内気循環にして3分間走行すると、5分後に車内温度は28.0℃まで低下しキープした。

「AUTO」を筆頭に、近年のカーエアコンはさまざまな機能を搭載。特に夏場は「内気循環」の活用が快適な車内温度を保つ鍵となる
「AUTO」を筆頭に、近年のカーエアコンはさまざまな機能を搭載。特に夏場は「内気循環」の活用が快適な車内温度を保つ鍵となる

 結果と手間や労力などを総合すると、JAFが行った[2]がベストだ。

 また夏場お世話になるエアコンに関しては点検やかなりの効果が期待できることもある添加剤の使用を考えるのも大事なのだが、忘れがちなのがエアコンフィルターだ。

 エアコンフィルターは劣化すると車内に入る空気の浄化に加え、詰まりによりエアコンの効きが悪くなるということもよくある。そのため夏本番になる前にエアコンフィルターも確認して、劣化しているようならそれほど高いものでもないので、ぜひ交換しておきたい。

【画像ギャラリー】直射日光当たったクルマはどれほど熱くなるのか!? 学校では教えてくれないホント

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