日産キックス試乗 大幅進化したe-POWERの魅力を堪能!!

日産キックス試乗 大幅進化したe-POWERの魅力を堪能!!

 軽自動車のデイズ、ルークスは登場させたものの、登録車では日産にとって久々のニューカーとなったのがコンパクトSUVのキックスだ。何しろ最後に登場した新型車がリーフで、デビューしたのが2017年10月だから、実に2年8カ月ぶりとなる。

 キックスは個性派コンパクトSUVのジュークの後継モデルという位置づけとなるため、その登場を待ち望んでいたファンも多いはず。

 発表から1カ月の2020年7月末の時点で1万台を超える受注を抱える注目車のキックスに松田秀士氏が試乗。さてどんなSUVに仕上がっているのか?

文:松田秀士/写真:平野学、NISSAN

【画像ギャラリー】日産期待のコンパクトSUVのキックスの魅力に迫る。いろいろな角度からキックスを研究!!


待望の日産コンパクトSUV

日本ではすでに生産中止となっているジュークの後継モデルながら、ジュークのようなアクの強さはなくオーソドックスで万人受けする安定感がある
日本ではすでに生産中止となっているジュークの後継モデルながら、ジュークのようなアクの強さはなくオーソドックスで万人受けする安定感がある

 コンパクトSUVのマーケットは急速に拡大していてSUV市場の40%以上を占めるほどに成長してきている。ロッキー/ライズの爆発的ヒットは記憶に新しいところ。

 ジュークなきあと、日産がコンパクトSUV市場に投入するモデルが新型キックスだ。

 その新型キックスのサイズは全長4290×全幅1760×全高1610mm、ホイールベース2620mm。ちょうどホンダヴェゼル、トヨタCH-Rと同じような大きさ。

 キックスはすでに海外で発売されており、ブラジル(2016年)→中国(2017年)→北米(2018年)、そして2020年に日本での発売となった。

このアングルからだとルーフラインがクーペ的にフロントからリアにかけてなだらかな稜線を描いているのがよくわかる
このアングルからだとルーフラインがクーペ的にフロントからリアにかけてなだらかな稜線を描いているのがよくわかる

 グローバル販売ではコンパクトSUVクラスでほとんどのエリアでトップを記録するヒットモデルだ。

 その中で日本仕様だけがe-POWERのみの販売となる。逆に海外モデルにe-POWERはなく、今後タイを皮切りに販売してゆく予定とのこと。

 つまり、海外仕様にはガソリンモデルも存在するのだが日本国内には導入予定はない。また現在のところ4WDの設定はなくFFモデルのみだ。

 このあたりはノートe-POWERに4WD仕様がラインナップされているだけに、今後の展開に期待したい。

インテリアも奇をてらわないオーソドックスなデザイン。シフトレバー、スイッチ類などは使いやすさを優先に設計されている
インテリアも奇をてらわないオーソドックスなデザイン。シフトレバー、スイッチ類などは使いやすさを優先に設計されている
ツートーンインテリアエディションの内装。オレンジとブラックのコントラストが鮮烈。標準のXに対して11万円高となる
ツートーンインテリアエディションの内装。オレンジとブラックのコントラストが鮮烈。標準のXに対して11万円高となる

次ページは : パワーユニットはノートe-POWERから大きく進化

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