■次期型はどうなる!? 気になる最新情報
次期型はどうなるのか。「新型アルファード」の名称で2022年初めにも世代交代する可能性が強い。トヨタの次世代クルマ作りの考え方に基づく「TNGA」の新プラットフォームを採用する。
エクステリアデザインはキープコンセプトで、ボディサイズは全長、全幅は従来モデルと大差ないが、全高はわずかに低くなり、走行安定性の向上に配慮しながら、室内の居住空間はレイアウトの見直しによって、従来モデル並みを確保するようだ。
室内のつくりはさらなるクオリティアップで質感の高い風格を盛り込む。シートレイアウトは3列シートで2列目はキャプテン&ベンチシートの2タイプを用意。キャプテンは7人乗り、ベンチは8人乗りの設定に変更はないだろう。
パワーユニットは2.5LガソリンNA&同ハイブリッド、3.5Lハイブリッドを搭載。駆動方式は2.5Lがどちらも2WD&4WDを設定する。3.5LはこれまでのガソリンNAから2WDのハイブリッドに変更。2.5Lハイブリッドには従来4WDのみだったのが、2WDも設定することでハイブリッドの販売構成比を一段と高めるとみられる。
トランスミッションはすべてCVTで8AT車の設定はなくなる。安心パッケージの「トヨタセーフティセンス」は最新のデバイスを標準装備。高速道路でのハンズフリーによる自動運転採用車を新規設定するはずである。
■販売の現場が明かす アルファード/ヴェルファイアの内情
●証言1:首都圏トヨペット店営業担当者
アルファード/ヴェルファイアは次のフルモデルチェンジでアルファードに統合されると聞いている。現在の販売状況は圧倒的にアルファードのほうが多く、最初に発売されたモデルであるから当然と受け止めている。
現時点でも、代替えする時の下取り額は5年落ちで20万円も差がついていて、アルファードのほうが得をするから、こちらが残るのが道理である。このまま推移すると次のフルモデルチェンジを待たず、ヴェルファイアが生産中止となる可能性もある。
●証言2:首都圏ネッツ店営業担当者
ネッツ店は2020年5月以前まではヴェルファイアの専売店だったので、代替えユーザーはまだヴェルファイアのほうが多く、こちらが残ってほしい気持ちはある。
歴史的経緯からすると、アルファードから分かれてヴェルファイアが派生したのだから、アルファードへの1本化はやむを得ないだろう。ただヴェルファイアはユーザー層を若い層まで拡大したという実績があり、こうしたコンセプトは次世代モデルにもグレード分けで引き継がれると予想している。
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