2017年11月26日(日)に「第5回」が開催される、くるまマイスター検定。
クルマの知識を競うこの検定は、知識レベルに応じてジュニア、3級、2級、1級とどのレベルを受けるか自分で選べることができるのだが、1級合格者といえばクルマの知識は正直いって変態レベル。
はい、この記事を書いている本企画担当もサクッと落ちました。そんな「変態的クルマ好き」の中から抽選で2名の方を第45回東京モーターショーのプレスデー(10月25日)に招待した際のレポートがこちらになります。
文:白石修司、三沢英樹
■裏コンセプトはノスタルジー? 白石修司
今回、「くるまマイスター検定」と「ベストカーWeb」のご厚意で、各社ブースを回らせていただきました。
今回のショーのキーワードは「EV」「AI」「自動運転」とのことでしたが、
◎EV:今さら電気自動車?
◎AI:絶えず車と会話するのが面倒くさい
◎自動運転:運転は俺がしたいんだ!
ということで、正直言って個人的には全く刺さらず。
それよりも各社ブースで散見されたのは、「おっさんホイホイ」が仕掛けられていることでした。
ホンダが出展したEVのうち2台は、それぞれS600クーペと初代シビックを彷彿とさせるデザインでした。
新型スーパーカブも先祖返りしたデザインとなり、レトロ風なデザインの蓄電池「E500」とセットで何かしてみたい、と思わせられます。
ダイハツは「DN COMPAGNO」。1Lターボの5ナンバー3ボックスなんて、素敵すぎます!
個人的にはモチーフとなったコンパーノ・ベルリーナよりも、日産フィガロを思い出しました。(デザインは似ていませんが)
あと、「DN PRO CARGO」の後ろに初代後期型ミゼットを置くのはズルいなぁと……。
そしてトヨタ。
ブースで流れていた動画「START YOUR IMPOSSIBLE」には、いくつかの過去モデルがさりげなく映っていたりして嬉しくなりました。
「GR HV Sports Concept」や「Tj CRUISER」も、根底に流れるコンセプトは80〜90年代を想起させるもので、なんとなく懐かしい気分にさせます。
極めつけは、センチュリーのニューモデル。メカニズムは現代的にリファインされたものの、凛とした迫力は健在でした。
その独特な世界観は、まさに現代のクラシックカーだと思います。
こうして見ると、最新テクノロジーとノスタルジーの絡み合いが、今回のショーの裏コンセプトだったのでは?と感じました。
一緒にブースを回った三沢さんとも、初対面にも関わらず懐かしのクルマトークで盛り上がることができました。
「若者のクルマ離れ」などという無責任な言葉が世に蔓延っていますが、ふざけるなと言いたい。
クルマには人を惹きつけるためのあらゆる力が秘められていると思います。
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