『圧縮比を自在に』理想の効率を実現した日産
これ以外でも、日産はクランク/コンロッドの連結部に可変リンク機構を入れて、作動中のエンジンの圧縮比を自由自在に可変できるユニークなエンジンを開発中。
ターボと組み合わせて、低負荷域は高圧縮、高速/ハイブースト域は低圧縮といった具合に、エンジンの全域で最適効率に近い運転が可能になる。
いやー、枯れたとも思われていた内燃機関の技術、実は全然そんなことなかったんですね。今後が楽しみです。
【鈴木直也】
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この2つのエンジンの注目すべき点は「すでに量産化が目前に迫っている点」。決して「開発中だけど、まだ導入予定はない」といった“肩透かし”を食らうことはないのだ。
日産は2017年11月29日に、2LターボのVCエンジンを搭載した新型QX50を発表。2018年、即ち来年には北米などで実際に発売される見込み。
そして、マツダのSKYACTIV-Xも2019年には次期型アクセラに搭載され発売予定だ。
内燃機関新時代が始まる時は、もうすぐだ。
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