日産 VCエンジン&マツダ SKYACVTIV-Xは実用化目前!? 内燃機関は新時代へ!!

『圧縮比を自在に』理想の効率を実現した日産

可変圧縮比のVCエンジン。2Lながら272ps/390Nmというパワー&トルクを発揮
可変圧縮比のVCエンジン。2Lながら272ps/390Nmというパワー&トルクを発揮

 これ以外でも、日産はクランク/コンロッドの連結部に可変リンク機構を入れて、作動中のエンジンの圧縮比を自由自在に可変できるユニークなエンジンを開発中。

 ターボと組み合わせて、低負荷域は高圧縮、高速/ハイブースト域は低圧縮といった具合に、エンジンの全域で最適効率に近い運転が可能になる。

 いやー、枯れたとも思われていた内燃機関の技術、実は全然そんなことなかったんですね。今後が楽しみです。

【鈴木直也】

◆  ◆  ◆

 この2つのエンジンの注目すべき点は「すでに量産化が目前に迫っている点」。決して「開発中だけど、まだ導入予定はない」といった“肩透かし”を食らうことはないのだ。

 日産は2017年11月29日に、2LターボのVCエンジンを搭載した新型QX50を発表。2018年、即ち来年には北米などで実際に発売される見込み。

 そして、マツダのSKYACTIV-Xも2019年には次期型アクセラに搭載され発売予定だ。

 内燃機関新時代が始まる時は、もうすぐだ。

新型QX50。フロントタイヤ脇には「2.0t」の刻印。日本でスカイラインクロスオーバーとして販売された車種の後継車だ
新型QX50。フロントタイヤ脇には「2.0t」の刻印。日本でスカイラインクロスオーバーとして販売された車種の後継車だ

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